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2019年10月20日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
スーパーで買い物をしているとき、ふと外に目をやると急に雨が降ってきました。大雨というよりは豪雨と呼びたくなるような激しい雨! その雨を見ながらガックリ肩を落とすワタシ……。実は洗濯物を干してきたばかりだったのです。「この雨だと洗濯物はずぶぬれよね」とトホホな気持ちでしたが、帰る頃にはやんでいたのがせめてもの慰めでした。
帰宅後、ワタシの住んでいる練馬区に大雨注意報が出されていたことを知りました。あれだけの雨が降っていたのに、“豪雨”注意報じゃなかったんだ? と少し意外な気持ちに。そもそも大雨と豪雨ってどのような違いがあるのでしょう? 気になったので、早速調べてみることにしました!
気象庁では、雨の強さや降り方などを5段階に分けています。ザーザーと降るのが「やや強い雨」、傘を差していてもぬれるような雨は、雨量によって「強い雨」または「激しい雨」と呼びます。
滝のようにゴーゴー降る場合は「非常に激しい雨」、息苦しくなるような圧迫感のある雨の場合は「猛烈な雨」と表現するのだそうです。それぞれは1時間に降る雨量を基準に決められており、例えば「非常に激しい雨」は1時間に50mm以上80mm未満の雨、「猛烈な雨」は、1時間に80mm以上の雨が降るときに使われるのだとか。
大雨は「災害が発生する恐れのある雨」のことを指します。大雨注意報や大雨警報は、全国に設置されたアメダス(AMeDAS)という地域気象観測システムや気象レーダーの観測結果、地域の特性や地形などを考慮した上で発表されるとのことです。
一方豪雨は、「著しい災害が発生した顕著な大雨現象」を意味しており、大雨を伴う災害が起こった場合の名称として使われます。例えば、「平成30年7月豪雨(通称・西日本豪雨)」などです。
そのため、新聞やTV、ネットなどの気象予測や注意報・警報などで豪雨という言葉が登場することはないのだそう。
近年、防災対策の進化で、河川の氾濫などの水害は少なくなっているそうです。けれども、豪雨による土砂災害や家屋の倒壊などの被害は毎年のように発生しています。
大雨注意報などの情報をTVのテロップで見ることがあっても、危機感を感じたことがなかったワタシ。大雨注意報は災害が発生する恐れがあるものだと知って、気持ちを引き締めなければと思いました。
これからは、ハザードマップ(被害予測地図)を定期的にチェックして、いざというときに困らないようにしておこうと思います!
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参照:内閣府 防災情報のページ
イラスト:飛田冬子