お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2019年09月14日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
新型コロナウイルスは、血液型によって重症化のリスクが異なるという新たな研究結果が発表されたというニュースを目にしました。
これは、さまざまな研究分野から日本を代表する科学者が横断的に結集した共同研究チーム「コロナ制圧タスクフォース」の研究発表なのですが、それによると、日本人はAB型が症状が重症化するリスクが最も高く、逆にO型は低いんだとか……。
日本人にはA型が多いと聞いたことはありますが、他の国の血液型については気に掛けたことがなかったワタシ。そこで、世界で一番多い血液型について調べてみることにしました。
現在世界で使われているABO型の血液型が発見されたのは、1900(明治33)年のことなのだそうです。発見したのは、オーストリアのカール・ラントシュタイナーという研究者。
血液型の違いが発見された当時は、A型、B型、C型で分類していましたが、C型はA型とB型が持っている抗原をどちらも持ち合わせていない型だっため「持っていない=0(ゼロ)型」となったようです。その「0(ゼロ)型」がやがて「O(オー)型」と呼ばれるようになり、「ABO式血液型」として世界に広まったのだそう。
日本の血液型の分布は、A型が38.2%、O型30.5%、B型21.9%、AB型9.4%(2013年)なのだそうです。ほぼ、4:3:2:1の割合ですね。ただ日本の場合は、A型が多いとはいえ、O型とB型もある程度の割合があるため、多様性にも富んでいるといわれているようです。
調べてみると、日本と同様にA型が多いのは、フランス、ドイツ、ハンガリーなど、B型が最も多いのはインドとなっています。O型が多いのは、アメリカ、ケニア、オーストラリア、スコットランドなど。中南米は特にO型の比率が高く、なんと驚くべきことに、コロンビアとベネズエラではO型が100%! O型の人しかいません。世界的に見るとO型が多い国が一番多く、A型、B型がそれに続く結果となっています。
というわけで世界で一番多い血液型は、O型ということがわかりました! 地域によって血液型に偏りがあるのは、そこに最初に住み着いた人間たちの血液型がそのまま起因していると考えられています。
中学生の頃は、血液型で占う性格診断が流行していたものです。A型の性格といえば、真面目で優しくて気配りが利く、それに几帳面などといわれていますが、実際はどうなのでしょうね。血液型の性格判断には科学的根拠はなくて、印象批評的なものだそうです。
ちなみに、血液型の性格診断があるのはアジア圏だけとか。大人になった今となっては、A型とかB型とかの話題でキャーキャー盛り上がっていた中学生の頃がちょっと懐かしい!
■人気記事はこちら!
イラスト:飛田冬子