素朴な疑問スーパーフードの「スピルリナ」って何?

公開日:2019/08/06

スーパーフードの「スピルリナ」って何?

 

夏の献立は、あっさりしたメニューをリクエストされることが多くて、家族のスタミナが心配なワタシです。とは言え、スタミナばかり気にすれば、今度は胸やけと胃もたれが心配だし……。

 

健康食品やサプリメントで栄養の不足分を補おうかしら? なんて考えることもあるのですが、種類が豊富過ぎて、どれにすればいいのやら。悩んでいると友人があるスーパーフードを紹介してくれました。

 

スーパーフード!? 名前は聞いたことがあるけれど、本当に効くのかしら。気になったので調べてみました。一般社団法人日本スーパーフード協会によると、スーパーフードには次のような定義が定められています。

 

  • 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。 あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
  • 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途を併せ持つ。

 

食卓にスーパーフードを取り入れれば、サプリメントを何種類も飲んだり、がんばって食材の品数を増やしたりしなくても、土台から栄養バランスを整えてくれそう。ワタシとお父さん世代にはピッタリじゃないかしら? 

 

スーパーフードの王様、スピルリナ

 

代表的なスーパーフード(クコの実やアサイーなど)10種類が「プライマリースーパーフード」と呼ばれています。その中でも「スーパーフードの王様」と称されるのが「スピルリナ」という食用藻です。

 

スピルリナの語源はラテン語で「ねじれたもの」「らせん」を意味するspira。その名の通りクルッとした形状の藻類(そうるい)で、30億年も昔から存在しているといいます。

 

藻類ということは、おなじみの「ユーグレナ」や「クロレラ」の仲間ですが、その栄養の豊富さから、美と健康の「藻活」に励む人たちの注目を集め、美容や健康業界では、今まさにトレンドなのだそう。

 

スピルリナには、たんぱく質やミネラルといった6大栄養素が含まれており、その他にも核酸や酵素など、なんと50種類以上の栄養があるとされています。味は海苔やわかめのような味や香りがするそうです。

 

スピルリナが自生していたアフリカやメキシコの先住民は、パンやスープにして食べていたそうです。他にはどのようなレシピがあるのでしょう? 

 

調べてみると、粉末のスピルリナが市販されていました(これは便利!)。パウダー状になっているので、パンや麺類はもちろん、スムージーやケーキの生地といったデザートにも、簡単に利用できますね。

 

スーパーフードといえば、オーガニックレストランや海外セレブ御用達といったおしゃれなイメージだったのですが、実はアイスの「ガリガリ君ソーダ味」のブルーが、「スピルリナ青色素/リナブルー」なのだそうです。一気にスーパーフードが身近なものに思えますね。

 

 

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参照:一般社団法人日本スーパーフード協会

   DICライフテック株式会社

 

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イラスト:飛田冬子

 


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