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素朴な疑問疲れないバッグの持ち方ってあるの?
毎日出掛けるときには必ず持っていくバッグ。通勤用、通学用、お出かけ用、ちょっとスーパーまで買い物など、用途に応じてバッグを変えている方も多いのではないでしょうか。もともと荷物の多いワタシ。カバンの種類や形によっては持っているだけですぐ疲れてしまうものも実はあります。
少しでも疲れないようにバッグを持つことってできないのかしら? 気になったので調べてみました。
重たい荷物をバッグに入れて長いこと持ち続けていると、人は無意識のうちに体のバランスを取ろうとします。例えば片方の肩にかけるタイプの場合、バッグをかけていない肩に負担がかかり、リュックなど両肩にかけるタイプの場合は、背中や首、腰にも負担がかかってきますね。これらが続くと癖になり、体を歪ませたり、凝りを感じるようになり、ひどい場合は背骨が湾曲することにも。
疲れないバッグの持ち方は、それがどんな形のバッグでも、体に密着させることです。人の体は骨盤に近いところに重心があります。重たいものを持つときは、体の重心近くにあると安定するので、その高さにバッグがくるようにすると疲れにくくなります。
■ショルダーバッグ 袋部分が腰の近くになるように掛ける
■ハンドバッグ 持ち手が長すぎず、楽に持てる重さにする
■トートバッグなど(持ち手の長さが調整できないバッグ)肩に掛け、脇の下に挟むように持つ
■スーツケースなどキャスター付バッグ 4輪のものは4輪全部を使って走行し、2輪のものは45度程度に傾けながら、どちらも体の横の位置で引く
■リュックなど(背負うタイプのバッグ)肩ひもの幅が広いもので、背負った状態でショルダーベルトと肩との間に軽く指が入るようにする(リュックの位置は肩関節と腰骨の間におさまるようにする)
どのタイプのバッグも詰めすぎは肩腰を痛めたり、体の重心のバランスを崩してしまいます。重すぎる荷物はふたつにして分散させて持つようにしたいものです。
バッグは、人それぞれ左右持ちやすい方があると思います。バッグを持たずに立ったときの姿勢も自分でチェックしてみましょう。重い荷物を持つから体が傾くのではなく、もともとの体の重心がずれていると、バッグを持った時に不安定になってしまいます。重心を意識して持ちやすい方に持っていれば、身体に無理がありません。ただし、同じ方にばかり掛ける(持つ)と、疲れてしまうので注意が必要です。
大切な荷物を運んでくれる相棒であるバッグ。きれいな姿勢で持ち歩きたいものですね。
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参照:目ディア
イラスト:飛田冬子
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