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2019年06月12日
素朴な疑問
昔は結婚式やパーティーでしか飲めないイメージだったシャンパン。キラキラの泡は乙女(?)心をくすぐるような華やかさでお祝いにピッタリ! 最近は大きなスーパーに行くといろんなシャンパンが売られているから、家でも楽しんでみたくなっちゃいました。
でも、よく見ると「シャンパン」と「スパークリングワイン」で分けられているみたい。なんとなくシャンパンのほうが高級そうなイメージがあるし、お値段も高いけど、これってどうしてかしら?
飲料品メーカー「ASAHI」のサイトによると、スパークリングワインとは、炭酸ガスを瓶に閉じ込めたワインの総称なんだそうです。「スパークリング」には「発泡」という意味もあるそうだから、その名の通り「発泡しているワイン」っていうことなんですね。
日本で有名なのはフランスのシャンパンだけど(私はこれしか知らなかったわ!)、スペインのカヴァ、イタリアのスプマンテ、と作られる国によって呼び名が変わるんだとか。つまり、シャンパンはスパークリングワインのなかのひとつということみたい。でも、その中でもシャンパンは別格というイメージがあるのはどうしてでしょう?
スパークリングワインの中でもシャンパンが特別な理由。それは「シャンパン」を名乗るには厳しい条件をクリアすることが必要だからなんですって。シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られていることが大原則。
その中でも高級ワインにも使われているピノ・ノワール、ムニエ、シャルドネという3種類のぶどうを主に使い、厳しい規則のもとで作られたアルコール11%以上のものだけがシャンパンと名乗れるんだそうです。規則自体もとても厳しくて、シャンパンに使うぶどうはすべて手摘みすること(皮の色が果肉に移ることを防ぐため) や、ぶどう160kgに対して102リットルまでしか果汁を絞れないこと等が定められています。おまけに醸造期間(ヴィンテージではなんと3年! それ以外でも15か月)まで決められているんだとか。
他のスパークリングワインと比べて違いが大きいのが、最大の特徴でもあるシュワシュワの泡。お手頃なスパークリングワインは、あとからガスを足して発泡させているけれど、シャンパンの泡は瓶の中でゆっくりと発酵、熟成することで生まれる、いわば自然な泡なんです。あのきれいな泡は手間ひまかけて作られているからこそなんですね。
厳しい審査に合格したシャンパンには「Champagne」のラベルが貼り付けられます。瓶を見たらすぐにわかるようになっているので、お店で探す時もわかりやすいわね。長い手間と厳選された材料から生まれたシャンパン。お値段が高いのも納得です。
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イラスト:飛田冬子