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2020年12月19日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日友人が、ワインソムリエのいるレストランに行ったそう。ワインソムリエがとても詳しくワインの説明をしてくれたので食事会がとても充実したと、喜んでいました。友人の話を聞いて、ワインソムリエって素敵なお仕事だなと憧れてしまいました。どうしたらなれるのかしら? 気になったので、早速調べてみました。
ワインソムリエの仕事というとレストランでワインを注ぎながら説明したり、おすすめのワインを紹介している、というイメージですよね。実は、ソムリエはワインの説明や紹介だけでなく、もっといろんな仕事をしているんですって。
例えば、ワインの仕入れや管理、お客様に提供するワインのリストを作るのもソムリエの仕事。知識が豊富でワインの管理や流通にも関わるという、幅広い意味での「ワインのスペシャリスト」。それがソムリエのお仕事です。
日本では、資格がなくとも、レストランやバーなどで働き、ワインを提供していれば、ソムリエを名乗ることはできます。しかし、資格を取得して、ソムリエバッジを付けているソムリエの方が、「本物」として認識され、信頼されるという実情があります。
イタリアやフランスでは、ワインソムリエは国家資格ですが、日本では民間企業がワインソムリエの資格認定を行っており、現在二つの団体があります。
その一つが「日本ソムリエ協会(J.S.A)」という団体。ここでは「ソムリエ資格認定試験」が行われていて、さらに、ソムリエの上位資格である「ソムリエ・エクセレンス」という資格制度も用意されています。
日本ソムリエ協会で「ソムリエ資格試験」を受験するには、条件があります。一つは「飲食店での仕事、あるいはワインに関連する職業(酒販製造・流通、教育など)にフルタイムで通算3年以上従事した経験があること」。さらに「一次試験当日に現職であること」という条件も満たさなければなりません。
もう一つの団体は「全日本ソムリエ連盟(ANSA)」。こちらの受験資格は「満20歳以上であること」だけなんですって。受験時に、ソムリエかワインコーディネーターのどちらかを選択します。
ただ、国際ソムリエ協会にも加盟している日本ソムリエ協会の資格の方が、全日本ソムリエ連盟の資格よりもメジャーとされています。
ソムリエ資格試験の内容は、筆記試験、テイスティング、ワインについての論述、さらにサービス実技(日本ソムリエ協会のみ)と、多岐にわたるので、あらゆる方向から、ワインのエキスパートとしての能力が試されます。
ソムリエ資格試験の勉強ですが、日本ソムリエ協会が発行している公式テキストがあるので、それを使って勉強することができます。また、全日本ソムリエ連盟には、通信講座が用意されているので、勉強のスタートを切ることはすぐにでもできそうです。
日本ソムリエ協会の資格認定試験の合格率は、約25~30%前後。難易度の高さが伺い知れます。
ワインが好きで、知識を深めたい方、お客様にワインを楽しんでほしいというサービス精神があり、ワインの違いを的確に表現できる能力のある方がソムリエの仕事に向ているそうです。ワイン好きな方は、実務経験を積んで、資格認定試験を試してみてはいかがでしょうか?
ワタシは特別な日にソムリエのいるレストランに入って、お料理に合ったワインをいただいて、素敵な時間を過ごしたいわぁ~。結婚記念日がいいかしら♪
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イラスト:飛田冬子