- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- 「別腹」は本当にあるの?
素朴な疑問「別腹」は本当にあるの?
昨夜はお父さんが外で夕食を済ませてくる日だったのに、ついうっかりいつも通りの量で夕食を作ってしまいました。「残したらもったいないからたくさん食べて!」と子どもたちにも多めに食べるように促しつつ、ワタシも箸を進め、食べ終わるころにはいつも以上に満腹になってしまいました……。でも、そこでさらにご近所さんからお裾分けで頂いたケーキがあることに気付いたんです。
「ケーキがあるんだった!」と立ち上がり、冷蔵庫からケーキを取り出すワタシに息子が一言。「あんなに食べたのにまだ食べられるの?」
グサリとくる一言でしたが、娘が「だってお母さん、甘いものは別腹だもんね」とすかさずフォローを入れてくれました。その通り! どんなにお腹いっぱいでも、食後に甘いものがあるとついつい手が伸びてしまうんですよね……。でも、「別腹」って本当にあるのかしら?
調べてみると、なんと「別腹」は本当にあることがわかりました。
医療法人社団せがわ会千代田病院のホームページによると、別腹とは満腹状態で目の前に食べたいものが出てきた時に、脳内で分泌された食欲増進ホルモンが胃に指示を出し、胃が蠕動運動を始め、胃液を分泌し食べ物を腸へと送り出す動きの結果としてできるものなのだそうです。
「別腹ができる」 といっても、本当に胃袋がぷくっと膨らむわけではなく、すでに入っている食べ物を腸に送り出して、胃に隙間ができた結果、甘いものなどが食べられる余裕ができてしまうということなんですね。
同ホームページでは、「別腹」を「満腹状態で『好物』を目の前にした時の視覚情報が脳へ伝わり、その興奮が摂食中枢を刺激して起きる反応」と定義しています。
なんと「別腹」にとてもよく似た類語が中国にもあることがわかりました。
株式会社ワコールのホームページによれば、中国では「酒に別腸あり」という言葉が18世紀の中国の通俗語辞書に載っているのだそうです。おいしいものや好きなものなら、どんなに満腹でも食べられるのは世界でも共通のことなんですね。
調べてみたところ、別腹は人間の身体に起こるしかたのない現象ということがわかりました。つまり、「甘いものは別腹」で、夕食をたくさん食べたあとにケーキも食べてしまう私は、身体の反応にとても素直に生きているということね!
■人気記事はこちら!
- 耳掃除はしない方がいいって本当?
- 食後30分は、歯を磨かない方がいいって本当?
- 近視の人は老眼になりにくいって本当?
- 魚を食べると頭が良くなるって本当?
- ヒジキは食べ過ぎると体に良くないの?
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
イラスト:飛田冬子
- いいね 1
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
毎日の「歩く」を応援!
日々の歩数を記録して、かわいい「うごくま」がカロリー消費を応援してくれる!独自の歩数計アプリを搭載した便利スマホって? -
上質な美酒がずらり!
希少で高価な「貴腐ワイン」も!何年も工夫を重ねて作られた美酒を、家族やお友だちと味わうのはいかが?ギフトにもおすすめです。 -
やばっ、冬の尿モレ
寒い冬、なぜ尿モレが増える…?3つの原因&4つの「効果的な尿モレ対策」を専門医に教えてもらいました! -
人生で1度は訪れたい場所
ミネラル豊富な美人の湯、最高のオーシャンビューなど、心もカラダも癒やされる魅力が盛りだくさん!人生で1度は訪れたい名所をcheck -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
体験談:50代やって正解
銀行は断然「紙の通帳」派!そんな「デジタル嫌い」の私が 銀行アプリを使ってみたら想像よりもはるかに便利すぎて… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
認知症リスクに40%も差
最近、驚きの研究結果が…!「犬を飼っている人」は「飼っていない人」に比べて認知症リスクが… -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生!