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2019年04月01日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
毎年春になると、ひそかに楽しみにしていることがあります。それは……エイプリルフールの企業ニュースです! 2018年に印象的だったエイプリルフールの企業ニュースは、日本コカ・コーラ株式会社による「ピーマン味のファンタ」、ピザハットが従業員にハト(鳩)を採用した「ピザハト」、東宝株式会社と三菱地所株式会社のコラボレーション「凍結ゴジラの再利用プロジェクト」。どれも工夫が凝らされていて面白かったわ~、今年も注目しなくちゃ!
エイプリルフールって、どこの国がルーツなのかしら? 調べてみると、真相は定かではなく、さまざまな説があるようです。
まずは、フランスが由来という説です。1564年、フランス国王シャルル9世によって、フランスの暦は3月25日が元旦の「ユリウス暦」から、1月1日が元旦となる「グレゴリオ暦」に変わりました。しかし、当時の国民はそれが不満で、もともと4月1日に行っていた春祭りを「ウソの新年」という名目で祝い続けました。
怒ったシャルル9世は、「ウソの新年」にばか騒ぎをしていた国民を捕らえ、なんと処刑してしまったんですって。(ひど~い!)フランス国民は王への抗議として、その後も4月1日のばか騒ぎをやめませんでした。
次は、インドの行事・揶揄節(やゆせつ)が由来という説です。仏教発祥の地インドの修行僧は、毎年3月25日から座禅を組んで悟りの境地に入り、4月になると俗世へ戻ります。
ここから先は、2つのエピソードがありまして、1つは俗世に戻った修行僧が、再び悩みにとらわれてしまうことを人々がからかった(揶揄した)ので、揶揄節になったというもの。もう1つは修行からの解放感で、ふざけたり、からかったりする修行僧の様子から、揶揄節になったというもの。さて、本当はどちらだったんでしょう?
他には、4月1日はイエス・キリストの命日なので、裏切り者ユダのウソを忘れないための日。ノアの箱舟から大陸を探しに飛び立ったハトが、収穫なしで帰ってきた日なので「ムダなことをするための日」、なんて説まであるようです。
当日の過ごし方も、国によってさまざまです。フランスでは、エイプリルフールを「プワソン・ダヴリル(四月の魚)」と呼び、街には魚の形をしたお菓子が並びます。家では魚型のパイを食べ、「紙の魚をこっそり他人の背中に貼る」というイタズラをするそうです。
また、イギリスでは午前中しかウソをついてはいけないとされています。これは、王政復古の記念日オークアップルデーの「午前中だけオーク・アップルの飾りを身に着ける」という風習からきているようです。
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イラスト:飛田冬子