インティマシーコーディネーターとは?どんな仕事?
2023.06.162023年07月23日
素朴な疑問
映画館でポップコーンが定番になった理由って?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
今日はダンナさんと久々の映画デートに来ています。コーラとポップコーンを買おうと売店の列に並んでいると、ダンナさんが「どうして映画館に来るとポップコーンを買っちゃうんだろうね」とひと言。
そう言われてみると、普段はあまり食べないのに、ポップコーンを買ってしまうのはなぜなのかしら? 気になるので調べてみましょう。
ポップコーンの起源・歴史
ポップコーンは、トウモロコシの実を炒って爆裂させ、塩などで味付けした食べ物のことです。
ネイティブアメリカンやメキシコの先住民が、1400年代後半頃までにトウモロコシのさまざまな調理法を確立していて、ポップコーンをアステカの祭りやお祝い事で使っていたことに始まります。
その後、先住民だけでなく開拓者もトウモロコシを育ててポップコーンを作るようになり、1837年には直火にかけられる針金製のマシーンが発明されました。
マシーンの開発によって格段に調理がしやすくなったことで、サーカスや縁日などで手軽に食べられるスナックとして急速にアメリカに普及したのです。
映画館でポップコーンが定番になった理由
手軽に調理できるマシーンの開発から数十年を経て、催し物になくてはならないものとなったポップコーン。
1893年には、自動で調理と味付けしてくれるポップコーンメーカーが登場し、道端で販売できるようになります。娯楽施設に持ち込みやすくなったものの、当時の映画館ではポップコーンは映画館と不釣り合いであるとして持ち込みを禁止していました。
しかし1929年の世界恐慌によって現実に嫌気がさした大衆が娯楽を求めたことや、映画が無音で字幕付きのものから音声付きのものに変わったことから、映画館に足を運ぶ人が増え、映画館付近の道では商人たちがポップコーンを販売するようになりました。
人気とは裏腹に経営が傾きつつあった映画館は、原価が安く利益の多いポップコーン販売に飛びつき、生き残りを図ります。
第二次世界大戦が勃発すると砂糖がなかなか手に入らなくなり、キャンディーやキャラメルなどの販売が困難になりましたが、塩やバターがあれば作れるポップコーンは以前にも増して食べられるようになり、今や映画館にはなくてはならないものになったのです。
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参照:POPCORN PAPA
イラスト:飛田冬子