新型コロナ対策で効率的に部屋を換気する方法とは?
2021.02.192023年02月27日
素朴な疑問
換気は何分すればいい?適切な時間・回数
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
新型コロナウイルスが流行してから、頻繁に窓を開けて換気していましたが、今年の冬は慣れてきてしまったせいか、寒さがつらくて窓を開けられない日もあります。
でも、換気をしない日は、部屋の中の空気がモワッとするような気が……。やっぱり換気ってしなければいけないのかしら? 改めて換気の必要性について調べてみることにしました!
換気はなぜ必要?
換気とは、部屋の中の空気と外の空気を入れ替えること。
空気中の汚れは目に見えにくく気づきにくいものですが、換気不足になると部屋の中の二酸化炭素が増えて酸素が不足したり、壁紙などに使用されている接着剤や塗料の化学物質が放出されたりすることで、人体に悪影響が及びます。
また、外から持ち込まれたウイルスが家の中に停滞して家庭内感染の原因になることも。
下記のような症状が出たときは、換気不足になっていないか見直してみましょう。
- 頭痛やめまい
- 吐き気
- 集中力の低下
- 睡眠障害
- 息切れや脈拍数の増加
- 過敏性肺炎や喘息、アレルギー
- シックハウス症候群
- 感染症
他にも、湿気によって発生した結露でカビが生えるなど、人体だけでなく家にもダメージを与える可能性があります。
換気をするメリット
換気をすると、空気がスッとして気持ちがよいですが、それだけでなく、以下のようなさまざまなメリットがあります。
- 有害物質を排出できる
- 過剰な湿気を排出できる
- 空気中の塵を放出できる
- 余分な二酸化炭素を排出して酸素を供給できる
- ニオイを排出できる
幹線道路が自宅近くにある場合や、花粉や黄砂が飛来する時期を除くと、家の中の空気は外よりも汚れています。上手に換気することで、家の中にたまった汚れた空気を外に排出することができます。
何分すればいい?換気時間・回数の目安
部屋の広さや窓の数などによっても異なりますが、一般住宅で換気をする時間や回数の目安は「1時間に5〜10分程度を2回」です。
思っているよりも頻繁だと感じるかもしれませんが、1時間に10分の換気を1回するのと比べると、1時間に5分の換気を2回行った方が効果が高いそう。
厚生労働省も、「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法として、「30分に1回以上、窓を数分間程度全開にする」ことを推奨しています。
ただし道路に面している住宅など、窓を全開にすることに抵抗がある場合は、キッチンや浴室などの換気扇を作動させた上で窓を少し開けるだけでもOKです。
■人気記事はこちら!
参照:SUUMO
イラスト:飛田冬子