素朴な疑問要注意!ホーロー鍋でやってはいけないことって?

公開日:2022/11/08
ホーロー鍋でやってはいけないことって?
ホーロー鍋でやってはいけないことって?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

寒い季節にホーロー鍋で作ったシチューで夕食なんて、なんだかおしゃれ! と憧れて数年前に購入したホーロー鍋。少し重たいけれど、煮込み料理や揚げ物に大活躍しています。

 

でも実は、最近初めてスパイスからカレーを作ったときのこと。玉ねぎを飴色になるまで炒めようとしたら、すぐに鍋底が焦げてしまいました……。もしかしたら、ホーロー鍋で炒めてはいけなかったのかしら?

 

焦がしたときのお手入れ方法も気になるので、早速調べてみました!

 

ホーロー鍋の特徴、メリット・デメリット

ホーロー鍋の特徴、メリット・デメリット

そもそもホーロー(琺瑯)とは、鉄や銅、アルミなどの金属素材の表面に、ガラス質を焼き付けてコーティングした鍋のこと。

 

ホーロー鍋のメリットは以下の通りです。

 

  • 保湿性が高い
  • においがつきにくい
  • 内容物の長期保存に向いている
  • 電磁調理器(IH)でも使用可
  • 酸やアルカリへの耐性がある

 

ホーロー鍋は、他の鍋に比べて保湿性が高く、じっくり煮込むような料理やジャム作りに最適! ガラス質でコーティングされているため、においがつきやすいカレーやシチューなどにもうってつけです。

 

一方、ホーロー鍋には以下のようなデメリットがあります。

 

  • 衝撃や急な温度変化でヒビやキズが入りやすい
  • コーティングが剥がれると錆びる可能性がある
  • 鉄板の端部分は錆びやすい

 

ホーロー鍋の表面を覆っているガラス質は、衝撃や急な温度変化に弱く、その部分からヒビやキズが入りやすいです。

 

少しのヒビやキズでもそこから割れてしまったりサビが発生したりしやすくなります。

 

また、ホーロー鍋は鉄板などの金属を加工してその表面にホーロー加工を施していますが、鉄板の端部分には釉薬がかかりにくく、サビが発生しやすいこともホーロー鍋のデメリットだといえるでしょう。

 

ホーロー鍋でやってはいけないこと6つ!

ホーロー鍋でやってはいけないこと6つ!

ホーロー鍋を使用する際は、以下の「やってはいけないこと」を避ける必要があります。

1. 空焚きはしない

ホーロー鍋は、鍋の中に何も入れずに加熱してはいけません。

 

空焚きをしてしまうと、ホーローのひび割れやコーティング剥がれの原因になるだけでなく、取っ手やつまみの破損、変形が起こる恐れもあります。

 

万が一空焚きをしてしまった場合は、自然と冷めるまで待ちましょう。

 

2.急な温度変化を避ける

ホーロー鍋は、熱々の状態で冷たい水をかけるなど、急な温度変化が起こるようなことをしてはいけません。急激な温度差は、コーティングを傷める原因になります。空焚きと同様、自然に冷めるのを待つことが大切です。

 

ホーロー鍋で炒め物をすると、食材が当たっている部分と当たっていない部分に温度差が生じるため焦げやすく、鍋を傷める原因になります。

 

炒めてそのまま煮込みたい場合でも、別の鍋で炒めてからホーロー鍋に移して煮込むようにしましょう。

 

3.研磨剤(クレンザー)・金属製のたわしは使わない

研磨剤の入ったクレンザーや金属製のたわしは、ホーロー鍋のコーティングを傷める原因になるので注意が必要です。最悪の場合、コーティングが剥がれてそこからサビが発生してしまいます。

 

鍋底が焦げついたときは、無理にこすらずお湯を入れてふやかしてみましょう。

 

4.金属の調理器具が使わない

鍋にこすれてコーティングが傷つきやすい金属製のお玉や泡立て器なども、ホーロー鍋には向いていません。シリコン製や木製の調理器具を使うようにしましょう。

 

5.レンジは使わない

コーティングされていることでわかりにくくなっているかもしれませんが、ホーロー鍋も内側は金属素材でできているため、電子レンジを使用してはいけません。

 

6.衝撃を与えない

ホーロー鍋をコーティングしているガラス質は衝撃に弱く、割と簡単に割れてしまいます。落下はもちろん、固い鍋敷きに置いたときの衝撃で割れてしまうこともあるので注意しましょう。

 

ホーロー鍋の正しいお手入れ方法

ホーロー鍋の正しいお手入れ方法

ホーロー鍋は、正しくお手入れすれば長く使える調理器具です。

 

まずは、日頃のお手入れから。ホーロー鍋を使った後は中性洗剤とスポンジでよく洗い、布巾やキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取って乾燥させましょう。

 

万が一焦がしてしまったときはゴシゴシこすらず、以下の方法を試してみてください。

1.焦がした鍋にぬるま湯を入れる
2.大さじ1杯の重曹を溶かす
3.食用油を2、3滴加える
4.鍋を火にかけて沸騰したら火を止める
5.そのまま2時間ほど放置する
6.完全に冷めてから中の水を捨ててスポンジで洗う

 

1回で落ちない場合でも、何度か繰り返すうちにきれいに落ちていきます。これでホーロー鍋を使いこなせそうですね!

 

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参照:shufuse

   Noda Horo

   和平フレイズ公式ブログ

ハルメク子さん
早速重曹で焦げを落とさなくっちゃ!

 

 

イラスト:飛田冬子


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