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素朴な疑問細菌とウイルスの違いって?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
外食が原因で息子が食中毒になってしまい……つらそうな姿を見ているこっちもつらくなる時期を過ごしていた我が家です。
気温が高くなると細菌やウイルスに注意と言うけれど、細菌とウイルスって何が違うのかしら? 気になったので、調べてみました!
細菌とウイルスの違い
よく「細菌やウイルス」とひとまとめにされることもありますが、この2つは似ているようで違うので、それぞれの項目に分けて比較してみましょう。
大きさ
大きさはどちらも小さいため肉眼で見ることは不可能ですが、細菌はヒトの細胞の10分の1程度の大きさなので光学顕微鏡で見ることができます。種類によっても異なりますが、0.5~3μm(マイクロメートル)が細菌の大きさです。
一方、ウイルスはヒトの細胞の100~1000分の1程度の大きさなので、電子顕微鏡で見ないとわかりません。ウイルスは0.01~0.2μmとされているため、ウイルスの方が小さいということがわかります。
増え方
細菌は、遺伝子から増殖するためのタンパク質や酵素を作る仕組みを持っているため、糖などの栄養や水があって適切な環境があれば、生きた細胞が無くても自分自身で増殖することができます。
一方、ウイルスは単独では生存できず、自身で増殖する力を持っていないため、他の生物を宿主として自己を複製することで増殖します。
治療法
細菌には一般的に抗生物質が有効です。抗生物質は、細菌の細胞構造を壊したり、増殖する過程を妨害したりして細菌に対して効果を発揮します。
一方、ウイルスには抗生物質は効かず、ヒトに影響を与えずにウイルスだけを攻撃する薬の開発は難しいとされています。ウイルスのタイプもさまざまであることから、1つの薬で多くのウイルスに効く薬剤を開発することもできないので、抗ウイルス剤はまだ少数しか開発されていないのが現状です。
ワクチンは、感染した際にウイルスが体内で急増することを抑えるのに有効です。
予防法
細菌もウイルスも、共通して以下の方法で予防できます。
- 清潔を保つ
- 免疫力を低下させない
- 栄養バランスの良い食事をとる
- 基礎体力をつける
- 規則正しい生活を心掛ける
また、インフルエンザや風邪、新型コロナウイルス感染症の予防には、帰宅時のうがい手洗いや部屋の換気、ウイルスが発生しにくい環境(低温、乾燥状態を避ける)を作ることに加えて、予防接種をすることも有効な手段です。
食中毒は、新鮮な食材をすぐに食べるようにするか、肉やレバーなどは十分に加熱すること、調理用と食事の際に使うお箸を分ける、調理前後や食事前後の手洗いをするなど、食材による調理方法を理解して予防するようにしましょう。
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イラスト:飛田冬子
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