公開日:2022年06月06日
素朴な疑問
ウインナーとソーセージの違いって?由来は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
朝ご飯に、お昼のお弁当に、おつまみに。ソーセージは日持ちもして、手軽に食べられるので我が家でも大活躍の食材です。
先日ポトフを作っていたとき、ちょっと手が離せなかったので娘に「ソーセージを買ってきて」とお願いしたら「ポトフに入れるのはウインナーじゃないの?」と疑問が。
そういえば、ウインナーとソーセージって何が違うのかしら?気になったので調べてみました!
ウインナーはソーセージの一種!
実は、大きなくくりでいえば「ウインナー」は「ソーセージ」の一種!「フランクフルト」も同じくソーセージの一種です。
スーパーで売られている商品はそれぞれ異なる名前で販売されていますが、ウインナー・ソーセージ・フランクフルトのどれも、作り方はほとんど同じなんだそうです。
ウインナー・フランクフルト・ソーセージの違いや由来
作り方はほとんど同じですが、ウインナー・フランクフルト・ソーセージには明確な違いがあります。
JAS(日本農林規格)では、ウインナー・フランクフルト・ソーセージは「太さ」と「使用する腸の違い」によって区別されており、定義に合わないものはその名称を使えないことになっているのです。
ここからはそれぞれの違いについて見ていきましょう。
ウインナー

ウインナーはソーセージの一種で、正式名称は「ウインナーソーセージ」といいます。
オーストリアの都市ウィーンで販売したソーセージが人気となり「ウィンナー・ヴルストヒェン(ウィーン風のソーセージ)」と呼ばれて人気を集めたことが「ウインナー」の名前の由来なんだそうです。
ちなみに、お弁当でよく見る赤いウインナーは日本独自のもの。材料が手に入りにくかった戦後、少しでもウインナーの色を良くしておいしく見せるために赤い色をつけたのです。
- 名称……ウインナー
- ケーシング(動物の腸)の種類……羊腸
- 太さ……20mm未満のもの
フランクフルト

フランクフルトは、正式名称は「フランクフルトソーセージ」で、ドイツの都市フランクフルトに由来します。
フランクフルトはウインナーよりも太くてしっかりとした食べごたえがあり、日本では串に刺さった状態で売られていることが多いです。コンビニのホットスナックコーナー、お祭りの屋台など、大人にも子どもにも人気。もちろんワタシも大好きです♪
- 名称……フランクフルト
- ケーシング(動物の腸)の種類……豚腸
- 太さ……20mm以上〜36mm未満のもの
ソーセージ(ボロニア)

ソーセージとは、腸詰めされた食肉加工品の総称です。JAS(日本農林規格)では、牛肉や豚肉、鶏肉などに香辛料を混ぜたものを腸に詰めたものと定義されています。塩漬け肉だけではなく、内臓や血液を使ったものも含まれます。
ソーセージには「レバーソーセージ」「セミドライソーセージ」「ドライソーセージ」などたくさんの種類があるため、一般的なソーセージは「ボロニアソーセージ」と定義されています。
ラテン語で塩漬けを意味する「salsus(サルスス)」が語源で、そこからソーセージと呼ばれるようになりました。
- 名称……ボロニアソーセージ
- ケーシング(動物の腸)の種類……牛腸
- 太さ……36mm以上のもの
ソーセージってこんなにたくさん種類があったのね……百聞は一見に如かず。さっそく味わってみなくっちゃ!
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イラスト:飛田冬子




