ブイヨンとコンソメの違いとは
2022.02.252018年12月05日
素朴な疑問
金箔って食べても大丈夫?食用と純金との違いは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日スーパーで金箔が売られているのを見掛けました。やっぱりお正月が近くなると、おせち料理やお酒に入れたりと、心が華やぐ金箔の出番が多くなります。最近では和ものだけでなく、クリスマスケーキにのっていたりもしますね。金箔が料理に添えられているだけで、なんだか特別感が出ますよね!(ムフフ)
金箔は、金100%じゃない⁉
料理に乗っている金箔は、飾り付け用で少しくらいなら食べても平気そうですが、本当に食べても大丈夫なものなのでしょうか? 年末年始が迫ってきて、金箔を目にする機会も増えてきそうなので、安全確認(?)のために調べてみました!
日本の金箔生産量の98%以上を生産している石川県・金沢では、400年の歴史があり、金箔は「金沢箔」と呼ばれるほど身近な存在だそうです。 驚くことに、金箔は2gの金を畳一枚にまで延ばしているそうです。純金では柔らか過ぎるため、少しだけ銀と銅も入れているそうです。職人さんが、混ぜ合わせた後、気の遠くなるような工程を繰り返して金箔にするのです。
金だけでなく銀や銅も入っているとなると、ますます食べていいのか悩みますね。さらに調べてみると、「食用の金箔4号食色」という金箔があることがわかりました。この金箔は(純金 94.438%、純銀 4.901%)から出来ていて、厚生労働省でも食品添加物として認められています。(食品添加物?)だから金箔の原材料の表示名は『着色料』になるのだそうです。(これもびっくりね~)
食用の金箔は、デンプン⁉
実はあの食用の金箔は全部金や銀でできているわけではなく、食用金箔の90%以上は「プルラン」と呼ばれる多糖類のデンプンなのだそうです。(えっ、ジャガイモと同じデンプン?)
だからワタシたちが食べている金箔は、全体の4%しか金が配合されていないのです。(そうなの~、ショック!)
もともと2gの金を畳一枚まで延ばして、それをデンプンでコーティングしているのだから、単に金の色をした「物」を食べているという感じですね。これならお正月に金箔をたくさん食べても、大丈夫そう。(デンプンだから大食いしたら太る?)
金箔で健康になるとか、キレイになるという怪しい商品もありますが、特に効果があるわけではなく見た目だけの問題のようです。 あくまでも金箔を使うのは、栄養があるとかではなく『見た目をゴージャスに』ってことみたい。
■人気記事はこちら!
参照:箔一
イラスト:飛田冬子