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2022年02月25日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日、ダンナさんと温泉へ行ってきました。露天風呂付きの客室で食事は部屋食という、おこもりプランを体験してきました。
旅館の部屋には、必ずお茶とお菓子が用意されていますよね。ちょっとしたことなんだけど、心遣いがとてもうれしいですよね。
でも、お茶とお菓子を置いてあるのって旅館だけな気がする(ワタシの経験値ですけどね)。不思議だったので、今日は旅館のお菓子について調べてみようと思います。
実はワタシ、旅館の部屋にお菓子が置いてあるのは「売店にあるので帰りに買ってね!」という宣伝なんだろうとずっと思っていたんです。確かにそういう部分もあるんだとは思うのだけど、本来は別の意味があるんだそう。
起源は定かではありませんが、旅館業界では部屋に置くお菓子のことを「お着き菓子」といって、古くから提供していたんだそうです。「部屋にお着きになったら、まずはお茶とお菓子でひと息ついてくださいね」という心遣いからきたもので、着いてすぐに食べるから「お着き菓子」。ウェルカムスイーツということなのね。
また、よく体が疲れると甘いものが欲しくなりますが、これは体を動かすことでエネルギー源の糖質が消費されてしまい、血糖値が著しく低下している状態なんだそう。少しでも早くエネルギー源を補給しようと、「早く糖分を取りなさい」と体がシグナルを発しているわけですね。
旅行に出掛けると体が疲れ、お腹もすいて血糖値が下がった状態で旅館に入ることになります。そのまま「夕食前にひとっ風呂……」とばかりに入浴すると、めまいや貧血が起きて具合が悪くなってしまう人が多いのだそう。
お着き菓子には、糖分を補給して入浴時のトラブルを避けるという目的もあるんですね。一緒にお茶を飲んでおけば、お茶に含まれるビタミンCが湯あたりを防いでくれるので一石二鳥というわけ。
部屋に置いてあるお茶とお菓子は好きな時に楽しめばいいのかと思っていたけれど、部屋に入ってから入浴するまでの間に食べるのが正解ってことなのね! そうとは知らずに夜食でパクパク食べていたワタシ……。次に旅館へ泊まる時は、すぐにいただくことにします!
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イラスト:飛田冬子