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2021年08月04日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近は食材をまとめ買いして冷凍しておくことが多い私。とはいえ、どんな食材が冷凍に向いているのかイマイチわからない……。それに、冷凍した食材をうまく調理する方法ってあるのかしら?
そこで、「冷凍王子」としてさまざまなメディアで活躍し、『西川剛史のおいしすぎる冷凍レシピ』(宝島社刊)という本を出している西川剛史さんに、冷凍のノウハウと冷凍レシピを教えてもらいました!
基本的に冷凍できない食材はほとんどありません。ちょっとしたコツでさまざまな食材を冷凍できるため、無駄なく、おいしく、時短料理が可能です!
食材を冷凍する際の最重要ポイントは、「新鮮&おいしい状態で冷凍すること」。冷蔵庫の中の余っている食材を冷凍するのではなく、新鮮なうちにスピーディーに冷凍するのがなにより大事。
その上で、乾燥と酸化を防ぐために「なるべく空気を抜く」ことと、均一に素早く冷凍・解凍するために「食材を薄く平らにして冷凍する」ことが賢い冷凍テクニックのポイントです。
一般的な食材を冷凍する方法は、次の通りです。大量に冷凍する場合は、調理しやすいように小分けにして冷凍しておくと便利です。
さらに冷凍前に下味をつけるのもおすすめです。その場合は、調味料などの液体と一緒に冷凍用の保存袋にそのまま入れて冷凍しましょう。乾燥や酸化を防ぐと同時に、味がしみ込んで一石二鳥です。
解凍方法は、食材によってさまざまですが、冷凍した食材を加熱調理する「加熱解凍(ボイル)」の場合は、沸騰した後に加えて短時間で解凍することが大切です。また、「炒める加熱解凍」の場合は強火で時間をかけずに調理するなど、いずれも「高温で短時間」がポイントで、うま味を逃がさず、食感を保つことができます。
実は豆腐や生卵、こんにゃくなども冷凍が可能です。しかしこれらは、冷凍すると食感が変化するのが大きな特徴です。例えば、冷凍した豆腐を解凍すると高野豆腐のような食感になり、調理を工夫するだけで、お肉のような食感を楽しめます。
また、ジャガイモ入りの煮込み料理を冷凍した場合は、解凍するとジャガイモの食感が悪くなります。ですが、冷凍前のひと手間でおいしく食べられます。つまり、冷凍した食材をどうおいしくするかは調理方法や下処理次第! 他にも、ショウガは新鮮なうちに洗って丸ごと冷凍すれば、使う分だけすり下ろして使えるので、冷凍におすすめの食材なんですよ。
そこで今回は、冷凍はタブーとされてきた豆腐や生卵、ジャガイモの冷凍方法を西川さんに教えてもらいました! 目からウロコの冷凍方法に注目です。
冷凍した食材は、冷凍庫の扉の開け閉めや加熱の有無などにもよりますが、1か月ほどを目安に食べるとおいしく食べられます。
材料(2人分)
【A】
【B】
作り方
材料(3個分)
【A】
作り方
材料(4人分)
作り方
さまざまな食材を冷凍できて、新鮮な状態をキープしながら長持ちできるなんて、これからお料理がますます楽しくなりそうです!
大学で食品栄養学を専攻し、学生時代から冷凍食品に魅了される。冷凍食品メーカー、冷凍食品販売会社の商品開発部門などで勤務。冷凍食品会社で経験したことや独学での実験に基づく知識を生かし、現在は冷凍に関する第一人者として、テレビ・雑誌・ラジオなどでも幅広く活躍。
写真協力:深澤慎平/宝島社
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イラスト:飛田冬子