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素朴な疑問うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いって本当?
公開日:2021/07/28
![うなぎと梅干しは食べ合わせが悪いって本当?](https://halmek.co.jp/media/uploads/8ef14b0afd944bd2ab904ecb223624371626086998.5673.jpg)
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
我が家でも「土用の丑の日」はうなぎを食べますが、よく「うなぎと梅干しは食べ合わせが悪い」という噂を聞きますよね。それってどうして? 気になったので調べてみました!
うなぎと梅干しの食べ合わせは?
一般的に食べ合わせが悪いとうわさされているうなぎと梅干しですが、実際その根拠はありません。むしろ、梅干しが胃酸の分泌を促進するため、うなぎの脂分の消化を助けてくれる働きがあります。つまり、うなぎと梅干しは食べ合わせが良いと言えます。
それではなぜ、うなぎと梅干しの食べ合わせはよくないとされてきたのでしょうか。その理由には、以下のような昔の人の考えが関係しているようです。
- うなぎの食べ過ぎを防ぐため
梅干しによって食欲が増してうなぎを食べ過ぎてしまう傾向があり、ぜいたくへの戒めや、食べ過ぎによる消化不良を抑止するためなど、諸説あります。
- 栄養が失われる
せっかく食べたうなぎが梅干しによって栄養分が消化されてしまうと考えられていたため。
- 食中毒の予防
うなぎが腐っていたとしても、梅干しの酸味によって気付かない可能性があると考えられため。
昔の日本人は、体への影響を考えた食事を心がけていたのが伺えますね。
うなぎと梅干しの栄養
うなぎと梅干しが夏バテ予防や夏バテ解消にいいとされるのは、それぞれに含まれるさまざまな栄養素によるものです。それぞれの栄養素を調べてみました。
〈うなぎ〉
- ビタミンA
皮膚や粘膜を維持するのに不可欠なビタミンAが豊富に含まれています。
- ビタミンB群
糖質の代謝を促しエネルギーを生み出し疲労回復に効果的なビタミンB1、皮膚や粘膜の機能を保つビタミンB2などが豊富です。
- DHA(ドコサヘキサエン酸)/EPA(エイコサペンタエン酸)
魚類に含まれるDHAやEPAは、血液の流れをスムーズにしたり、血圧を下げたり、LDLコレスを減少させる働きがあります。
〈梅干し〉
- クエン酸
体内でエネルギーを生み出すのに欠かせない有機酸。唾液や胃液の分泌量を増やし、食欲増進を促す働きもあります。また鉄やカルシウムなどのミネラルを吸収するのを助ける働きもあります。
- 梅リグナン
梅に含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
- カリウム
細胞の浸透圧を維持するカリウムが含まれていて、腎臓でナトリウム再吸収を抑制して、排出を促します。
- カルシウム
骨や歯の主成分であるカルシウムも含まれています。骨の形成に欠かせない栄養素です。
- 鉄
リンゴやミカンよりも多くの鉄が含まれています。動物性タンパク質と一緒に食べればより吸収率がアップします。
食べ合わせが悪いとされていたうなぎと梅干しが真逆だったなんて驚きです。
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参照:食べ合わせ大百科
macaroni 【管理栄養士監修】精がつくは本当?鰻の栄養成分とおすすめの食べ方
macaroni 梅干しの栄養を管理栄養士が解説。栄養を効率よく摂れるレシピ付き
![うなぎと梅干しで夏を乗り切りましょ!](https://halmek.co.jp/media/uploads/a87d9bae8921243cf49d84a72a24d3881626087549.6376.png)
イラスト:飛田冬子
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