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2021年07月23日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
おうち時間が増えたのを機に、ワタシの周りで園芸を始める人が増えてきました。そこでワタシも手始めにサボテンを育ててみようと一念発起! まずは育て方を調べなくっちゃ!
サボテンは、アメリカ、メキシコ、中米原産の多肉植物の一種で、サボテン科サボテン属の植物です。その多くにはトゲがあり、雨の少ない乾燥した土地や砂漠、気温差が激しい高山など、植物が育ちにくい過酷な環境の中でも育つタフさが魅力です。
なるほど、水と栄養を効率よく蓄えるために根や茎、葉が太くなっている特徴的なフォルムは、厳しい自然の中を生き抜くためのものなのね!
サボテンを選ぶ際は、表面がふっくらしてハリがあり、緑が濃く、先細りしていないものがおすすめです。
とはいえ、品種によって大きさや形、育てやすさが異なるので、好みや目的に合わせて上手にサボテンを選ぶことが大切です。そこで、ポイントをピックアップしてみました!
サボテンには、大きく成長する「彩雲閣」や「竜神木」などの大型種、特徴的な形で個性的な「金晃丸」や「白桃扇」などの中型種、手のひらサイズの「月影丸」や「緋牡丹(ヒボタン)」などの小型種の、大まかに3種類があります。
幹が真上に成長する柱のような柱型や、うちわのように薄く楕円形のような形が特徴的なうちわ型、一般的によく目にする手のひらサイズの玉型などの形があります。
サボテンのトゲは、フワフワとした柔らかい「黄金司」や「金晃丸」、硬くて長いサボテンらしい「金鯱(キンシャチ)」や「金松玉」など、品種によってさまざまな違いがあります。
鋭いトゲがあるサボテンは、万が一触れてしまうと場合によってはケガをしてしまうことがあるため注意が必要です。中には「金松玉」や「緋牡丹」など、小さな花を咲かせるサボテンもあります。
サボテンは、一般的に育てやすくて人気の植物ですが、水やりの頻度、肥料や植え替えなど、品種によってお世話の仕方が異なります。ライフスタイルに合わせて種類を選ぶのがポイントです。
サボテンの選び方がわかったところで、一般的な育て方を押さえておきましょう。
サボテンは、できるだけ日当たりの良い場所に置いてあげましょう。ただし真夏に直射日光があたる場所に長時間置くと、植物が日焼けして変色する「葉焼け」が起きてしまうので、過剰に太陽光を浴びるのは避けるのがベターです。
また冬は、5℃以下になる場所や、外気温と大差ない窓際も避けるべき場所です。
サボテンの水やりは、土が乾いていたら、たっぷりあげるのが基本です。ただし、水やりをするタイミングは時期によって変えるのがポイント。5~9月はサボテンが成長する時期のため、頻繁に水をあげること。一方、12~2月は休眠時期なので、乾燥ぎみにして育てましょう。また水やりの時間帯は、春や秋は午前中、夏は気温が上昇する時間を避けて夕方から夜、冬は気温が高い日中がおすすめです。
乾燥した土地で生育するサボテンは、水はけがよく、通気性のある土を好みます。また植え替え時にサボテンがぐらつかないように、小粒で均等なものを選びます。例えば、下記の配合を参考にしてみてください。
・赤玉土(小粒)4:鹿沼土2:軽石2:腐葉土2 +緩効性粒状肥料
・赤玉土(小粒)4:鹿沼土3:腐葉土3 +緩効性粒状肥料
植え付けや植え替えは、1~2年ごとに1回行い、時期は3~4月頃がベスト。株を傷めず抜けやすい状態にするため、1週間ほど前から水やりを控えて乾燥させておきましょう。
葉や茎が伸びてアンバランスになっていたり、根元から小さな芽が出ている場合は剪定します。
植え替え後は、根腐れや枯れてしまうのを防ぐため、1~2週間たってから水やりを再開し、直射日光が当たらない場所に置いておくといいでしょう。
サボテンって丈夫でカンタンに育てられるイメージだったけれど、一般的な植物より水やりが少ないだけで、意外にデリケートなのね!
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参照:mybest
イラスト:飛田冬子