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2021年06月08日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
友人から「クラウドファンディングのリターンが届いたの!」とメールが届きました。「何のこと!?」と返信したら、簡単に内容を教えてくれました。興味が湧いてきたので、詳しく調べてみようと思います!
「クラウドファンディング」は、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)を組み合わせた造語です。企業や個人が新製品や新規プロジェクト、サービスなどを始める際、インターネットを介して出資を募るものです。
こうした新しい取り組みやコンセプトなどに共感、賛同した支援者が資金を提供し、その見返りとして、商品やサービスを受け取ります。これをリターンと言います。
以前は出資を調達する場合、金融機関や自治体から融資を受けたりすることが一般的でした。ですが、クラウドファンディングなら、リスクを背負って借金をすることなく、自社の新企画を手軽に始動できたり、新製品の反応を実感できたりなど、企業側にとっても多くのメリットがあります。
クラウドファンディングには、さまざまな種類がありますが、大きく分けて支援者が金銭的なリターン得られる「投資型」と、商品やサービス、情報を受け取れる「非投資型」があります。主なものを紹介します。
支援者がお金を出資し、そのリターンとして、支援者は品物やサービスを受け取れます。多くのクラウドファンディングはこのパターンに該当します。
支援者が寄付をするのが大きな特徴です。リターンは、寄付金の使い道などがわかるような活動レポートや報告をネット上で見られることです。
プロジェクトを立ち上げる側も寄付をする人も、環境保全や被災地支援、病気の子どもたちの支援、社会貢献などに重きを置いているのもポイントです。
個人から調達した資金を企業に融資する資産運用型です。リターンは、毎月支払われる金利ですが、場合によっては返済できない状況になることもあるため、リスクを伴います。
支援者が投資家として「資金提供先の企業の株式」を受け取れる仕組みです。こちらも資産運用型と言えるでしょう。
新規のビジネスに関するプロジェクトを支援者が、利益に応じて分配金を受け取れるのが特徴です。とはいえ、売上に応じて分配金が変動するため、リスクを伴います。
自治体が採用する資金調達の方法で、ふるさと納税の仕組みを使って寄付を募ります。支援者は、寄付金の控除を受けられるのが特徴です。
多数のクラウドファンディングのサイトの中でも規模が大きく人気なのは、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」や「Makuake(マクアケ)」です。個人や企業が起案するさまざまなプロジェクトがそろっています。
小さなお店の開業資金を募るものや、アイデアあふれる新商品の開発資金を求めるもの、特産品などの購入型など、バラエティーに富んだプロジェクトが多数あります。
「Readyfor(レディーフォー)」は、動物保護の活動や子ども向け施設の建設、街づくりの活動など、起案者の活動に関するプロジェクトが多いサイトです。
ちなみに各プロジェクトの支援方法(支払い)は、クラウドファンディングごとに多少違いはあるものの、クレジットや銀行振込、コンビニ払いなどがあります。
クラウドファンディングって、面白そう。ワタシも参加してみたくなってきたわ!「おいしい」リターンがいいかしら!?
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参考:LISKUL
イラスト:飛田冬子