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素朴な疑問インスタントコーヒーの粉はどうやって作られる?
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こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
コーヒーが好きで毎朝欠かさず飲んでいるのですが、最近のインスタントコーヒーはおいしいわよね。そもそもインスタントコーヒーってどうやって作られているのかしら? 気になったので調べることにしました!
インスタントコーヒーはこうしてできる!
そもそもコーヒー豆は、南北の回帰線の間にある熱帯地方の「コーヒーベルト」と呼ばれているエリアで栽培されています。そのエリアで実ったコーヒーの実の種子が、「コーヒー豆」です。
インスタントコーヒーの粉は、コーヒー豆を細かく砕いたものではないということは、みなさんご存じ知ですよね!
インスタントコーヒーになるまでの工程は、まずインスタントコーヒー用の豆を焙煎(ロースト)し、種類の異なるコーヒー豆とブレンドして粉砕します。最後に抽出したコーヒー液を乾燥させるとインスタントコーヒーになります。
最後の乾燥させる工程は、「凍結乾燥」(フリーズドライ)と、「噴霧乾燥」(スプレードライ)製法の2通りの手法があります。大きな特徴は、凍結乾燥は出来上がりが大粒で、噴霧乾燥が小粒という違いです。
フリーズドライ製法
濃縮されたコーヒー液をマイナス40度で凍結させてから細かく砕き、真空状態で乾燥させる製法です。水分が水蒸気になりやすい真空環境では、低熱で処理ができ、風味や香りを閉じ込められます。
スプレードライ製法
コーヒー液を霧状に噴射し、熱風で水分を瞬間的に蒸発させる製法です。それにより、乾燥した粉末状のコーヒーが出来上がります。微粉末状になるため冷たい水にも溶けやすく、アイスコーヒーに向いています。
乾燥方法の違いで出来上がりの粉も違ってくるんですね。
インスタントコーヒーの発明者は?
便利なインスタントコーヒーですが、実は日本人が発明に関わっていたというのはご存じでしょうか?
19世紀末、日本人科学者加藤サルトリ(サトリ)博士は当時、緑茶を粉末にする研究の過程で、これまでの技術を生かしたスプレードライ製法によってコーヒーの粉末化に成功しました。
その後博士は、ニューヨーク州で開催された「パンアメリカン博覧会」で世界初としてインスタントコーヒーを発表しました。
しかし、コーヒー独特の香りがあまり感じられなかったことと、当時の主流がレギュラーコーヒーだった背景もあり、残念ながら商品化はされませんでした。
それから数年後、アメリカ人の発明家ジョージ・ワシントン氏がスプレードライ製法をヒントにインスタントコーヒーを発明し、特許を取得しました。
彼が発案したインスタントコーヒーは、「ベルナ」という名前で商品化され、世の中に浸透するきっかけになったのです。
発案された当初から続く製法で現在も多くの人に親しまれているなんて、ちょっとロマンを感じちゃいますね! なにより、日本人が発案に関係していることに驚きです!
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イラスト:飛田冬子
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