公開日:2021/06/11

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素朴な疑問

打ち上げ花火はどこから見ても同じ?種類は?

 

打ち上げ花火はどこから見ても同じ?種類は?
打ち上げ花火はどこから見ても同じ?種類は?

 

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

「花火って、どこから見ても同じ形なの?」という娘の素朴な疑問に「そんなはずはない!」「そうに決まっている!」と、つい盛り上がってしまった昨夜の家族会議。こうなったら、しっかり調べてみます!

 

花火の仕組みは?

花火の仕組みは?

打ち上げ花火は、ボールのような球体の「花火玉(はなびだま)」を火薬のパワーで上空に打ち上げます。

 

花火玉の仕組みは、丈夫な紙を張り合わせた「玉皮(たまかわ)」に囲われた半球体の入れ物の中に「星」(これが花火のもと)という火薬が陳列された状態で入っています。

 

花火玉の中央には、玉皮を破壊して上空で星を飛び散らせるための火薬「割り薬(わりやく)」が仕込まれていて、そこから導火線が伸びています。

 

導火線を伝って割り薬にまで火が回ると、爆発によって玉皮を壊し、中に詰まっていた星がきれいな打ち上げ花火として夜空を彩るという仕組みです。

 

花火は360度どこから見ても同じ?

花火は360度どこから見ても同じ?

打ち上げ花火は、どこから見ても同じなのでしょうか? 実は360度同じ形をしています。それは、打ち上げ花火の元である花火玉が球体のため、爆発した星が同じように飛び出すためです。

 

ただし、ハート形やキャラクターを模した花火などは、平たい形をしているため、ある方向からしか本来の形が見えません。

 

基本的には360度どこから見ても同じってわけね!

 

種類豊富な打ち上げ花火

種類豊富な打ち上げ花火

打ち上げ花火の種類は、大別すると「割物(わりもの)」と「ポカ物」に分けられます。「割物」は、日本を代表するどこから見ても丸い花火。花火玉の中に小さな花火玉を詰めた「小割物」もあります。これは、花火が上空で爆発したときに、小さな花火がたくさん開くも花火です。「ポカ物」は、上空で花火玉が二つに割れて星や仕掛けが飛び出すので、さまざまな形や色を表現できるようになっています。

 

  • 「割物」


星が尾を引いて菊花の紋を描く。花びらの先の色が変化する場合は「変化菊」と呼ぶ。

 

牡丹
星が尾を引かず、牡丹の花が咲く。菊より光が鮮やか。火薬にマグネシウムなどを使った明るい星は「ダリヤ」と呼ぶ。

 

万華鏡
星が開くと同じ色がまとまって、万華鏡のような形になる。

 

冠(かむろ)
おかっぱ頭に似ているので冠と呼ぶ。比較的長く星が燃えて下方に流れ落ち、地面近くで消える。

 

千輪(せんりん)
小割物。花火玉が割れると、中に詰めた小玉が一斉に開く。複数色の菊型の小玉を使うと「千輪菊」になる。

 

型物(かたもの)
ハートやキャラクターを型どった花火。型物は球状でない作品もあるため、見る向きによって形が違う。

 

  • 「ポカ物」


花火玉が割れると、上空から柳の枝が垂れ下がるように光が落ちる。落ちる過程で色が変わるものもある。

 

飛遊星(ひゆうせい)
光が不規則な動きをする花火。

 


不規則に回転する花火で、ハチが飛び回っているように見える。

 

花雷(はならい)
バンバンという音と強い光を出す花火。光と火の粉を出す花火は「花雷」、多数の雷が一斉に開くものを「万雷」という。

 

花火の大きさ

花火の大きさ

花火大会などでは、「尺玉」という言葉を聞きますよね? これは、花火の大きさを表しています。日本では、尺貫法(しゃっかんほう)の「寸」(約3cm)「尺」(約30cm)を基準にしています。国内の花火は、直径6cmの2寸玉から直径1mを超える4尺玉まであります。しかし現在は、尺貫法に変わる号数表示が主流になり、3寸の場合は3号、8寸の場合は8号という表示になります。

 

とはいえ、10号玉以上になる「尺玉」は、いまだ耳にすることも多く、尺貫法の名残が少なからずあります。

 

では、実際に上空に上がったときのサイズはどれくらいなのでしょうか。2.5号の場合は、花火玉の直径7.5cmで上空では直径50mの大輪の花になります。10号玉(尺玉)は花火玉の直径30cmで上空では直径300mにもなります!

 

世界規模の大きな花火は、新潟県の「片貝まつり」で打ち上げられる4尺玉です。地上800mまで上がって直径800mにもなる巨大な花火なんです! 一度実際に見たいものですね……。

 

 

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参照:株式会社磯谷煙火店

   土浦全国花火競技大会

   いこーよ

 

花火の種類を覚えると、いっそう楽しめそうですね。
花火の種類を覚えると、いっそう楽しめそうですね。

 

イラスト:飛田冬子

 


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