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公開日:2018年11月24日
素朴な疑問
「固形石けんて、すごく便利よ」という石けんマニアのお友だちの影響で、ワタシも固形石けんを使い始めたところなんです。友人いわく、「固形石けんはなんでもござれの万能選手なのよ」と大絶賛するだけあって、台所でも、洗濯でも、手洗いも、シャンプーも、みんな固形石けんを使っているんですって。うちは、用途別に、液体洗剤、泡が出るタイプ、粉せっけんなどを使い分けています。たしかにひとつなら面倒がなくて合理的かもしれません。
「石けんは、比較的さっぱりとした洗い上がりとなるので、特に好んで使用する人も多いとみられます。また若い消費者に限っては、幼少期からチューブ入りの洗顔料や、ボトル入りの液体のボディシャンプーに親しんできたため、石けんを目新しいものとして、新鮮に感じる傾向もあると考えられます」と説明してくれたのは日本石鹸洗剤工業会。近年、若い世代にも「マイソープ」として固形石けんの人気が高まっているそうです。
「石けん」とひとくくりにしますが、固形石けんと液体石けんは、まったく別ものなのだそうです。固形石けんを粉にしたら粉石けんですが、固形石けんを水に溶かしたら液体石けん、というわけではありません。
「一般に目にする固形石けんは、脂肪酸と水酸化ナトリウムを反応させてつくった脂肪酸のナトリウム塩で、比較的水に溶けやすく、粉末にすると粉石けんになります。一方、液体や乳液状の石けんは水酸化カリウムと反応させた脂肪酸のカリウム塩(カリ石けんとも呼びます)で、ナトリウム塩よりさらに水に溶けやすい性質があります。どちらの石けんも水に溶けて、界面活性剤として洗浄力を発揮します。公衆トイレやビルなどのトイレによく見られる手洗い石けんとしても使われています」(日本石鹸洗剤工業会)
簡単に言えば、石けんは「脂肪酸ナトリウム塩」で、液体や乳液石けんは「脂肪酸カリウム塩」だということ。原材料はパーム油(アブラヤシ)などに植物性油脂が多く含まれているようだけれど、牛乳石鹸のように牛脂とヤシ油(ココヤシ)の混合というところもあり、原料の違いが使用感の違いにもなっていくことは確かです。
石けんの使い方は、しっかり泡立てることが基本。この泡が、油脂を包みこむことで汚れを落とすのですが、石けんて、小さくなると泡立たなくなることがありますよね。原因のひとつには「乾燥」があるそうです。石けんは通常10~15%の水分を含んでいるのですが、乾燥すると水分が蒸発して固くなって、溶けにくい石けんになってしまうんですって。
確かに、使い古しの石けん、ごちごちになっちゃうことって、あるわ。濡れたり乾燥したりということを繰り返しているうちに、石けんの結晶構造が変わっていくことも。時間の経過や扱い方によって変化していくのが運命なのです。(大げさか!)
小さくなると当然手に当たる面積が小さくなるから、泡立ちにくくもなるんだけれど、水道水などに含まれている微量のカルシウムイオンなどが石けんの表面について、水に溶けにくい成分に変化することも原因のひとつになるそうです。温泉などで石けんが泡立ちにくいところがありますよね。それは温泉水の硬度が高い場合で、石けん成分が水の中に含まれているカルシウムイオンやマグネシウムイオンと反応するからなんですって。
ところで、小さくなって、固く、泡立ちにくくなった石けんの再利用には、画期的アイデアがネットで紹介されています。やり方は簡単。いくつかまとめて耐熱皿にのせて、電子レンジで20秒から40秒くらいチンするだけ。石けんがもこもこと膨らんできますが、冷めたら石けんとして復活します。これは衝撃的だから、やってみる価値あり。
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参照:日本石鹸洗剤工業会
イラスト:飛田冬子
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