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更新日:2021年02月08日 公開日:2021年02月03日
掃除で大活躍する重曹の活用方法
汚れ落ちが抜群で手ごろな価格の「重曹」はスーパーや薬局で簡単に入手できるナチュラルクリーニング素材。気になる場所の掃除に役立ちます。今回は重曹の使い方を解説。重曹の特性や用途、効果的な掃除方法、クエン酸との使い分け方法をご紹介します。
そもそも重曹とは何でしょうか。重曹の化学名は「炭酸水素ナトリウム」。「重炭酸ソーダ」、略して「重曹」とも呼ばれています。一般消費者向けに市場に出回っている商品では「重曹」が最もポピュラーな呼び方です。
重曹は、食塩を電気分解して、そこに二酸化炭素を入れて作られています。使ったことがある方はご存じだと思いますが、サラサラとした白い粉末状のものです。
重曹には、6つの特徴があります。
スーパーや薬局で販売されている重曹には「食品添加物」として売られている食用と、掃除などに使われる工業用があります。
食べられる重曹は「食品衛生法」に準じて作られた食品添加物です。さらさらとキメ細かい仕上がりで、不純物があまり配合されておらず、安全基準を満たし、衛生面も配慮されています。ちなみに「炭酸水素ナトリウム」は第3類医薬品として薬売り場でも販売されています。
食品用と掃除用には、以下のような用途の違いがあります。
食べられる重曹は、「食品衛生法」に準じて作られた食品添加物です。
食品添加物としては、以下のような用途で使われています。
重曹と酸が中和すると二酸化炭素が発生するので、二酸化炭素の細かい泡を利用して、自家製の炭酸ドリンクを作ったりするときにも使われています。
こうした重曹には、パッケージに必ず「食品添加物」と書かれています。
食品添加物は工業用と比べて純度が高いため、掃除用よりも容量が少なく、価格は高い傾向があります。
食品添加物の重曹は、菓子売り場や調味料売り場などに売られていますが、掃除用の重曹は、薬局やドラッグストアの日用品・洗剤売り場で売られています。
掃除用の重曹は「食品衛生法」に準じて製造されておらず、食用と比べキメが荒く、よく汚れが取れるように他の添加物が入っていることもあります。もともと食用としては製造されていないので、口に入れることはできません。
掃除用の重曹を食品添加物として使うことはできないので注意が必要です。
それでは、重曹を掃除に使う方法について説明しましょう。重曹はアルカリ性なので、酸性の汚れに効力を発します。例えば台所やコンロの酸性の油汚れを落とすには、重曹が適しています。また、粒子が細かく、研磨剤としても使うことができます。
掃除用の重曹の使用例をご紹介します。
中和剤として
重曹は水に溶けると弱アルカリ性に安定する性質を持つため、酸に対する優しい中和剤になります。中和作用によって、油汚れなどのがんこな汚れや、皮脂汚れ、汗の臭いなどが落としやすくなります。40℃くらいの水100mLに重曹小さじ1を入れた「重曹水」を作り、スプレーボトルに入れて使うと、台所回りの汚れをサッと落とすことができます。
お鍋のコゲ落としに
煮物を焦げ付かせてしまったときには、重曹を多めに入れた水を熱してしばらく放置すると、コゲが浮き上がってきます。ふきこぼれを防ぐために熱する前に重曹を入れるのがポイントです。
ガスコンロ・魚焼き器の油汚れ落としに
ガスコンロや魚焼き器の軽い汚れには、重曹を振りかけ、水を少し含ませたスポンジでこすった後、水で洗い流します。こびりついた汚れには、重曹に水を混ぜてペースト状にしたものを、汚れた部分に付けてしばらく放置した後、スポンジでこすり、水で洗い流します。
消臭・除湿剤として
生ごみや汗の臭いは酸性の性質を持っていますが、重曹はそれとは反対のアルカリ性の性質があり、酸性を中和して無臭の中性へと変化させることができます。さらに、アルカリ性の性質を持つアンモニア臭に対しても、緩衝作用という特殊な作用で中性へと変化させることができます。また、重曹には除湿効果もあります。ただ、その効果は大きいものではないので、空気の流れが少なく密閉された空間、例えば、トイレ、下駄箱、クローゼットなどに置けば、消臭除湿剤として使えます。
洗濯用洗剤の補助として
重曹には水の中にある金属イオン(カルシウムやマグネシウムなど)をゆっくり封じる働きがあるので、重曹を溶かした水は泡立ちがよくなります。
その他、重曹は自然環境や人体への影響が少なく、ナチュラルクリーニングには欠かせません。また、コストパフォーマンスがいいのが特徴です。
マイルドな研磨剤として使える重曹ですが、以下の用途には使うことはできません。
また、石けんカスや鏡の水垢汚れなどのアルカリ性の汚れは、アルカリ性である重曹単体では汚れを中和しにくいため、効果を発揮しにくい汚れです。
重曹と同様にナチュラルクリーニングの素材として注目が高まっているのが、クエン酸。スーパーや100円ショップの掃除用洗剤コーナーに、重曹とクエン酸が並んで置かれていますよね。
クエン酸と重曹の決定的な違いはそのpH値。重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性です。
重曹はアルカリ性なので、ガスレンジなどの油汚れやシンクの排水口など酸性の汚れに、クエン酸は酸性なのでアルカリ性の汚れに効果を発揮します。
クエン酸は汚れに振りかけて使うこともできますが、200mLの水にクエン酸小さじ1弱を入れて混ぜた「クエン酸水」を作り、クエン酸スプレーにして使うと便利です。
「重曹水」と「クエン酸水」のそれぞれのスプレーを常備して、汚れが気になったときにシュッとひと吹きすれば、油汚れも水垢もためずにキレイを保てそうですね。
市販されているクエン酸には食用のものもありますが、重曹と同様に、掃除に使うときは掃除用のものを使用します。
pH値が異なる重曹とクエン酸ですが、2つの素材を合わせて使うテクニックもあります。排水溝にたまったヌメヌメした汚れには、重曹とクエン酸の合わせ技でスッキリ。
シュワシュワと勢いよく発泡して二酸化炭素が発生するので、換気のいい状態で行ってくださいね。
排水口に適量の重曹を振りかけ、クエン酸スプレーをかけてシュワシュワさせたら、しばらくそのままに。最後に水またはお湯を流して完了です。
【用意するもの】
【掃除方法】
油汚れの掃除、研磨剤、脱臭……と、さまざまな用途に使える重曹。掃除用の重曹は、1kg入りの大袋の相場が500円前後、安いものでは300円台と、とてもリーズナブルです。
新型コロナウイルスの影響で在宅時間が長くなっている今、人にも地球にも優しいナチュラル素材で家の中の掃除をラクに楽しみたいですよね。クエン酸と重曹を使って毎日少しずつ掃除するだけで家庭の中の水回りの「キレイ」を保つことができそう。2つの素材を上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。
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