2019/05/19 0

「下町」「山の手」ってそれぞれどんなところ?

「下町」「山の手」ってそれぞれどんなところ?

 

先日小説を読んでいた時のこと。落ち着いた所作の女の子の登場人物がいたのですが、その子について他の登場人物が「あの子は山の手のお嬢様だから……」と語っているシーンがあり、「山の手」という単語がふと気になりました。また、たまたまその夜に観た映画で登場人物が言い放った「やっぱり下町人情が……」というセリフにもひっかかってしまったワタシ……。

 

「山の手」や「下町」って、しばしば映画や小説で耳にしますよね? でも、地図を見てみても実際に「山の手町」や「下町駅」なんて地名の場所はありません。「山手線」という路線はあっても、山手線の内側がすべて「山の手」なのかというとそういう感じでもなさそう。

 

なんとな~く、「山の手」といえばちょっといいところ、「下町」といったら江戸っ子が住んでいる町、といったイメージがありますが、実際の「山の手」「下町」ってそれぞれどんなところを指すんでしょう?

 

調べてみると、「山の手」と「下町」という単語の由来は江戸時代にまでさかのぼることがわかりました。

 

日本橋菓房株式会社のホームページによれば、下町の語源は「御城下の町」であり、城下町、つまり江戸城の周辺を略して「下町」と呼ぶようになったようです。江戸時代、江戸っ子にとって「下町」とは京橋、日本橋、神田の周辺だけを指していたのだそう。確かに京橋、日本橋、神田の地域は旧江戸城である皇居に近いですよね! このあたりは江戸時代に町人が多く住んでいた町だったようです。

 

「山の手」という単語も江戸時代から使われていたようです。不動産投資新聞「楽待」によれば、江戸時代に「山の手」とされていたのは麹町、四谷、牛込、小石川、本郷などで、そのほとんどが大名や旗本の武家屋敷、神社、お寺に占められた土地だったのだそう。「山の手」とは、本来武家屋敷が多く置かれている地域を指す単語だったんですね。

 

一方下町は江戸城、つまり今の皇居に近い場所のうち町人が住んでいる町のことを指していたというわけですね。

 

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参照:日本橋菓房株式会社

   不動産投資新聞「楽待」

 

私も山の手のお嬢様に生まれていたら何か変わっていたかしら……?
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イラスト:飛田冬子

 


人に話したくなる面白雑学「素朴な疑問」

 

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