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糖質オフアドバイザーの資格を取ったさいとうさん。夫が脳出血で緊急入院したことをきっかけに、生活の中で糖質オフ生活を実践しています。糖質オフと、健康的なダイエットの関係性についてお伝えします。
自分の体格指数を確認しましょう
「糖質制限は痩せたい人にもいいのですよね」とよく聞かれます。そこで,今回は糖質制限とダイエットに焦点を当ててお話します。
ダイエットを始める前に、自分は健康上痩せる必要があるのかをまず知ることが大切です。それにはBMI(ボディ・マス・インデックス)という体格指数を確認しましょう。
BMI指数は「体重kg÷(身長m×身長m)」で求めます。
※身長はcmではなく、mで計算します
低ければ痩せ気味、高ければ肥満気味です。まずはご自分のBMIを計算してみましょう。
例 身長160㎝ 体重60㎏の場合
60÷(1.6×1.6)=23.4375 標準
身長150㎝ 体重62㎏の場合
62÷(1.5×1.5)=27.5555 肥満度1
身長158㎝ 体重43㎏の場合
43÷(1.58×1.58)=17.2248 低体重
日本肥満学会の肥満度判定基準
判定 BMI
低体重 18.5未満
標準 18.5~25
肥満度1 25~30
肥満度2 30~35
肥満度3 35~40
肥満度4 40以上
ひとつの目安としてBMI指数を出したら、目標体重を設定しましょう。以下は年齢別の望ましいBMI指数の範囲。
目標とするBMI の範囲
年齢 BMI
18~49 18.5~24.9
50~69 20.0~24.9
70~ 21.5~24.9
糖質と肥満との関係
肥満は、動脈硬化や心臓病、脳卒中のリスクを高めます。肥満の原因となるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)は、今では日本の成人男子の2人に1人、成人女性の6人に1人が発症者、または予備軍といわれています。では、糖質が体の中に脂肪を溜めてしまう仕組みを学びましょう。
【人体における二つのエネルギー源】
(1)糖質を食べて上がった血糖 ➡ インシュリンの働きでエネルギーとして優先的に使われて消滅していく。その次に、使われなかった糖は脂肪に変換され、体内に残る
(2)もともと体に蓄えていた脂肪 ➡ エネルギーとして使い切れなかった分は内臓脂肪となる
エネルギー源は上記のように二つあり、血糖から先に使われます。麺類やご飯などの糖質が多い食品を取り、血糖値が上昇すると、体はインスリンを使って、まずは血糖を優先的にエネルギーとして消費します。本来使うために蓄えていた脂肪は後回しになり、蓄積したままになります。インスリンはエネルギーとして使えなかった糖を脂肪に変えてしまいます。つまり、糖質を多く取り過ぎてしまった場合は、肥満度が増してしまうのです。糖質制限は血糖値を上げないことで、脂肪を積極的にエネルギーにする体の代謝システムを活用したダイエット法なのです。
ダイエットの3ステップ
ダイエットで落とすのは、体重ではなく体に溜まった余分な体脂肪です。ですから、過度に食事を減らすのはよくありません。糖質を制限する方が結果が出ると思います。
【糖質制限ダイエットのやり方】
- 主食を抜く
3食主食を抜く
- 食物繊維をたっぷり取る
野菜、海藻、キノコ、コンニャク、おからなどの食物繊維が豊富な食材を食べます。腸内環境も整えられます
- 摂取カロリーを調整する
油、ドレッシング、マヨネーズ、間食のナッツやチーズなど、少量でも高カロリーな食材は、消費エネルギーが低い人はエネルギー過多になる場合がありますので、気を付けましょう。
まず1か月間続けてみましょう。ただし、明確な目標を持つようにしましょう。3食主食抜きは目標達成までの期間限定にし、その後は体重が増えない程度に糖質制限をゆるめましょう。
参考文献「糖質offアドバイザー基礎理論編」大柳珠美監修(株)キャリアカレッジジャパン
「糖質offアドバイザー実践編」大柳珠美監修(株)キャリアカレッジジャパン
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