- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 健康部
- 糖質オフアドバイザーを目指す~筋肉と肝臓の働き~
糖質オフアドバイザーの資格を取ったさいとうさん。糖質がもたらす体への影響を解説します。今回は、健康のためにとっても大切な肝臓の働きについてまとめました。
筋肉と代謝と糖質の関係
糖質オフ生活では、健康的であることを何よりも大切にしています。そのキーワードとなるのが、筋肉と肝臓ですので、今回は糖質と筋肉と肝臓の関係性について触れてみましょう。
人は運動していないときでも、「基礎代謝」を行っています。心臓を動かしたり、呼吸をしたり、全身の筋肉を働かせたりして活動し、一日のエネルギー消費のうち、何と60%が基礎代謝です。
基礎代謝のうち、最大の割合を占めるのが、筋肉によるエネルギー消費で、筋肉量に比例して、消費されるエネルギーが増えます。糖質オフ生活でカギとなる「糖新生」という代謝システムも、筋肉と肝臓が関わっています。
「糖新生」とは、肝臓が脂肪から分解されるグリセロール、筋肉を構成しているアミノ酸などを材料に、体に最低限必要なブドウ糖を作り出す働きで、誰もが持つ共通の代謝システムです。
これにより、糖質制限をしても、低血糖になることはありません。
■筋肉と代謝の働き
1日の総エネルギー消費量の分布
1. 60%基礎代謝(基礎代謝の20%は筋肉による消費)※生命活動を維持するための代謝で、何もしなくても消費されるエネルギー
2. 10%食事誘発熱産生 ※摂食後消化の際に消費されるエネルギー
3. 30%身体活動 ※歩くなど活動によって消費されるエネルギー
◎大きな筋肉はより多くのエネルギーを消費する
肝臓の大切な働き
肝臓には、緊急用のエネルギー源として、グリコーゲンという形で糖質が蓄えられていますが、その量はごくわずかですので、体内のブドウ糖が不足すると、糖新生によってブドウ糖を作り出し、全身に送り出します。
■糖新生のメカニズム
体がブドウ糖の不足を感じる
↓
筋肉に蓄えられたアミノ酸・乳酸が肝臓に送られる
↓
アミノ酸・乳酸を肝臓はブドウ糖に作り変える
↓
全身に送り出す
この糖新生があるからこそ、糖質制限を行っても、糖新生により血糖値は一定に保たれます。
糖血糖では、肝臓が筋肉のたんぱく質(アミノ酸)から糖を生み出します。そのため、たんぱく質を十分に摂取しない糖質オフ生活を行うと、筋肉がやせ細ってしまいますので、注意しましょう。
肝臓とアルコール
肝臓は、アミノ酸や乳酸をブドウ糖に変換する糖新生を行う他にも、アルコールの分解や有害物質の解毒と分解、消化に必要な胆汁の合成と分泌を行う役割があります。肝臓は、以下のように幅広い働きをしますので、アルコールを飲み過ぎないなど、できるだけその負担を減らすことが大切です。
肝臓の働き
★栄養素の変換と貯蓄
★有害物質の解毒・分解
★消化に必要な胆汁の合成・分泌
★アルコールの分解
健康的なアルコールの摂取法
★飲み過ぎない
★ゆっくり飲む
★おつまみと合わせる
★休肝日を作り肝臓を休ませる
アルコールの過剰摂取をすると、肝臓がアルコールの分解を優先してしまい、糖新生が後回しになります。
また、酔うと衝動的に暴飲暴食をしてしまい、糖質制限が実践できなくなるだけでなく、低血糖状態になる可能性もあります。
次回は糖質制限とダイエットです。
参考文献「糖質OFFアドバイザー基礎理論編」大柳珠美監修
-
上質な美酒がずらり!
希少で高価な「貴腐ワイン」を美味しく飲める場所をご存知ですか?何年も工夫を重ねて作られた美酒を、家族やお友だちとご一緒に!ギフトにもおすすめです。 -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
ボクと一緒に歩こう!
日々の歩数を記録して、かわいい「うごくま」がカロリー消費を応援してくれる!独自の歩数計アプリを搭載した便利スマホって? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって? -
自分に似合う「眼鏡」は?
見た目の印象が若返る♥「自分に似合う眼鏡」を知って、ワンランク上のおしゃれを!