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アジサイにドクダミ……梅雨の時期となり、緑豊かな上野さんのご自宅の庭では、季節の花が見頃を迎えています。上野さんは庭のドクダミを使って今年初めて、ある手仕事に挑戦したそうです。
梅雨と聞くと、ふと思うこと
梅雨というと6月ですね。私は6月に長男を出産しましたので、6月と聞くと、長男は今年、43歳になるわ。などと思います。
長男のことを一言で言うと、「愛に満ち、忍耐強い子」です。そんな長男も今では二人の娘をもち、懸命に働いています。
アジサイが咲きました
さて、我が家の庭にアジサイが咲きました。車の車検がいつもこの時期で、担当者が来ると必ず、「あ、アジサイがきれいですね」と言ってくれます。どこにでもある花ですが、この紫色と梅雨がしっかり結びつきます。
そして、その花の下に、低く八重のドクダミの花が咲いています。
ドクダミの開花時期は5月から7月ごろ、白い花びらに見える部分は総包(そうほう)、つまりは変形した葉っぱで、中心の黄色い部分に小花が密集しています。葉はハ-ト形です。
ドクダミのイメ-ジ
そんなドクダミのイメ-ジは? と聞くとみなさんはどんなイメージをお持ちでしょう。「臭い花」、そして抜いても抜いても生えてくる「厄介な雑草」などあまりいいイメ-ジが出てこない植物ではないでしょうか。
でも、私はこの八重のドクダミが好きなんです。そして、ドクダミのことを考えていたら、もっとドクダミの魅力を探りたくなりました。
というわけで今回はあまりみなさんに好かれていないドクダミのことを調べてみました。
ドクダミという名前について
まず、名前の響きが「ドク」と「ダミ」で濁音が目立ちます。匂いも独特なので、ちょっと聞いただけでは毒がありそうと思う方もいるかもしれません。
しかし実はその逆で、ドクダミの名前の由来は「毒嬌み」(「どくだ」み)。毒を抑えるという意味で、毒はないんだそうです。
利尿作用、高血圧、動脈硬化の予防作用など多くの薬効があることから、乾燥させたものは「十薬」とも呼ばれ、古くから民間治療薬として重宝されてきたそうです。たくさんの嬉しい効果の期待できる、暮らしに役立つ万能薬草といえるでしょう。
初めて知った、ドクダミ活用法
インターネットでドクダミについて調べていると、ドクダミチンキというものが出てきました。
そこで、ドクダミチンキの作り方をご紹介したいと思います。
まずドクダミを採取して、汚れや土をよく水で洗って、少量ずつ干して乾燥させます。そして、花と葉を分けて消毒した瓶に入れて、アルコ-ルをひたひたになるくらい入れます。アルコ-ルは35度以上の焼酎か、40度のウォッカがいいそうです。
そうしたら、1か月から3か月冷暗所で保管し漬け込みます。この間、一日に一回ドクダミが空気にふれないように瓶を振ります。最後に花と葉を取り出したらドクダミチンキの完成です。
一度乾燥させているので匂い成分が分解され、特有のあの匂いもなくなります。
お風呂の入浴剤としても、うすめて化粧水としても、スプレ-容器に入れて虫よけにも使えます。足湯やうがい薬としてもいいそうです。
今まで私はドクダミの葉が消臭になると聞き、冷蔵庫や下駄箱に入れてきましたが、この話を聞いて私もドクダミチンキを作ってみたいと思いました。
私も早速ドクダミチンキを作ってみました。まだ、花が咲いているしちょっとかわいそうとも思いましたが、匂いが気になるので軍手をして抜き、次はビニ-ル手袋をはめてよく洗いました。
初めは新聞紙の上で干しました。2日も干すと葉の色が茶色に近くなり、あと1日かごに入れて干し、完了です。瓶を熱湯消毒して、葉を茎からはずし、花も一緒に瓶に入れました。続いてホワイトリカ-を瓶にいれました。ちょうど500mlでした。あとは、冷暗所で1~3か月置くそうです。この時点で匂いはなくなっていました。
1日たつと葉にアルコ-ルが浸透して、葉の色が濃くなっています。作った日を瓶に明記添付してあります。
出来栄えはまた後日、報告したいと思っています。何でも作ってみると楽しいです。
※ドクダミチンキは、まずご自身の肌に合うか試してから使ってみてください。
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