50代、おしゃれの再出発!「自分らしいファッション」が見つかる本3選

50代、おしゃれの再出発!「自分らしいファッション」が見つかる本3選

公開日:2026年05月15日

50代、おしゃれも再出発!「自分らしいファッション」が見つかる本3選

何を着ても似合わない、服はあるのに似合う服に出合えない――そんな50代のためのおしゃれにまつわる本を、読書好き主婦まいこさんがナビゲート。服選びの楽しさや、自分をアップデートする喜びを思い出させてくれる3冊をご紹介します。

素敵な自分へアップデートするために『買う幸福』地曳いく子・著 

素敵な自分へアップデートするために『買う幸福』地曳いく子・著 

「人生後半は“物を減らすために”買い物をするのです。」――(引用)

この一節に釘付けになりました。

何を着ても似合わない。だから何を買っていいのかもわからない。これ似合う!と自信をもてないクローゼットを眺めながら、なんとなく服を増やしていた時期がありました。 

そんな私にとって、買い物が、自分をアップデートする手段になる日が来ようとは。「買っていいんだ!」「買うって楽しい!」「もう一度おしゃれに挑戦したい」そんな気持ちにさせてくれたのです。

著者は、私たち世代のファッションを牽引してきたスタイリスト・地曳いく子さん。「おばさん以上おばあさん未満」の私たちだからこそ、旬のお買い物を楽しんで自分を大切にしようと背中を押してくれます。

この本を読んでから、私はユニクロの白Tを毎年更新するようになりました。新しい白は顔映りや気分を明るくし、自分に手をかけているという自信になることに驚いています。 

「何も買いたくない、何も持ちたくないなら、もはや尼寺に行くしかない。」

こんな毒舌に喝をもらいながら楽しめる1冊です。服を減らすことばかり考えていた私に、「今の自分に似合うものを選び直す楽しさ」を思い出させてくれた1冊です。 

『買う幸福』(小学館)

年齢を重ねたからこその“解放”『おしゃれの幸福論』光野桃・著

年齢を重ねたからこその“解放”『おしゃれの幸福論』光野桃・著

「年を重ねたことで以前着られなかったものが着られるようになる。それは一つの解放だった」――(引用)

女性誌編集者を経てミラノに在住し、帰国後も文筆活動もされている光野桃さんが、介護や仕事で大変だった時期を経て、もう一度おしゃれと向き合う中で生まれた言葉たち。

「暗黒の10年間」を経た著者だからこそ紡がれた言葉には、顔の輪郭、髪の美しさ、下着の重要性、指先、爪など、年齢を重ねた女性の美しさをどう慈しむか、その美意識が細やかに散りばめられています。 

ピンクやブルーなどの綺麗な色の取り入れ方や、自分が苦手にしていた襟の形やカラーへの挑戦など、おしゃれの視点の豊かなこと。自分の全身をくまなく塗り替えたくなるような高揚感があります。

光野桃さんの言葉には、私たち世代へのいたわりと、気持ちを代弁してくれるような優しさがあります。「歳を重ねるって悪くない」と静かに思える、そんな余韻が残ります。 

『おしゃれの幸福論』(中経出版)

自分らしさを服選びにも『おしゃれの制服化』一田憲子・著

自分らしさを服選びにも『おしゃれの制服化』一田憲子・著

「自分らしくて、着心地がよくて、そんなに目立たなくてもいいから、人と会ったとき『ちょっといい感じ』と思ってもらえる服がいい」――(引用)

この一節を読んだ時、「まさに私が目指しているおしゃれだ!」と思いました。雑誌のようなシーズンごとにトレンドを追うスタイルこそがおしゃれの正解という呪いから、私を解放してくれた本でした。

著者は『暮らしのおへそ』の編集者であり、日々の暮らしを通して“丁寧な暮らし”を実践してきた方。洋服を買うより器を買う方が好き!という著者だからこそ、流行に左右されない服選びを「おしゃれの制服化」と全肯定しています。

自分が安心感を持てる服が一番似合う服、でいいんですよね。

私は、自分が台所に立った時に自分に自信が持てる服が好き。動きやすくて、そのまま宅急便のピンポンやスーパーへの買い物、なんなら一駅くらい電車に乗っても恥ずかしくない服。

著者が提案しているワンピースは、今や私の定番服になりました。

「毎日でも飽きない“白いご飯のような服”」を持つこと。

“これが私の定番”を見つけたくなる、そんな気持ちにさせてくれます。 

『おしゃれの制服化』(SBクリエイティブ)


まいこ
まいこ

4人の子を育てる専業主婦から、実母の介護と看取りを経て、資格取得など迷走しながら50代からSNSに挑戦。Instagram(@maiko_books)で「50代読書主婦の惚れる言葉に出会える本紹介&選書」をテーマに、がんばる女性を応援する本や書店の売れ本情報を紹介している。