風吹ジュンの美習慣(1)老いを前向きに楽しむには?
2024.06.172024年07月07日
50代からの年齢を感じさせない、心と体の作り方
風吹ジュンの美習慣(2)キレイと元気を叶えるには?
小柄で華奢な体型をキープし続け、年齢を感じさせない軽やかな身のこなしとチャーミングな笑顔が魅力的な風吹ジュンさん。年齢を重ねた数だけ魅力を増していく風吹さんに、70代を迎えた今、健康維持のために実践している生活習慣についてお聞きしました。
風吹ジュン(ふぶき・じゅん)さんのプロフィール
1952年富山県生まれ。75年「寺内貫太郎一家2」で本格的に女優デビュー。代表作にドラマ 「阿修羅のごとく」「やすらぎの刻〜道」、映画「無能の人」「海街diary」など。
健康習慣1:体を気持ちよく動かす、伸ばす動きを習慣に
撮影中、風吹さんが軽やかに動かれることに驚いたハルメクスタッフ。何か運動をされているのでしょうか?
実は風吹さん、67歳のときに北アルプスにある剱岳(標高2999m)の登山に挑みました。本格的な登山にチャレンジし始めたのをきっかけに、筋肉作りに加え、体の可動域を広げるトレーニングを始めたそう。確かに、体の可動域が狭まるとケガに繋がりやすいと言われています。
「登山の動きって、ただ歩くだけではなく、手は縦や横に伸ばし、足を使ってジャングルジムを登るような動きをするんです。日常にはない動きですが、やってみたら体が覚えていたんですよね」
「普段の生活でも、例えば高いところの物を取るときは、手を伸ばし背伸びをするようにして取るなどを意識するのもいいですね。筋肉は年をとってからもつけられるし、気付いたときから生まれ変われる。それが体なのよ」
健康習慣2:食生活はアレルギー検査で砂糖抜き!
砂糖は10年くらい料理には使っていない、と風吹さん。「50代の頃、体調不良でアレルギー検査を受けたら、砂糖でアレルギーを起こしていて、疲れの原因になっていたんです。砂糖をとり過ぎていたんでしょうね。それで砂糖を抜いてみたら、疲れ方が全然違うんですよ。以来、調理の際には砂糖を使わないようにしています」
健康のために砂糖を減らすことは一般的かもしれませんが、自分に合う方法を探るため、きちんと検査を受けた上で行なったことが風吹さん流。「甘いものが好きだったとしても、自分には合わないってきちんと理解できればやめられますよ」と笑います。
なるほどと思いつつ、でも甘い物好きなんです、と言うハルメクスタッフに、「そんな生ぬるいこと言っていないで、自分のことなんだからピシッとやる!(笑)」と風吹さん。「砂糖抜きに慣れてくると、砂糖を使った料理は舌に甘さが残って不快になるんです。そうやって体が覚えると、無理なく続けられるものです」
健康習慣3:糖質制限で体質改善中。おやつにはナッツを
糖質制限も行っているという風吹さんは、最近、砂糖オフだけではなく、炭水化物も控える食生活にシフトしているそう。さぞかしストイックな食生活かと思いきや、ガマンではなく、工夫や新しい発見に目を向け楽しんでいる様子がうかがえます。
「先日、たくさんの量のキノコを売っているスーパーがあって、そこでバケツ一杯くらいのキノコを買ったんです。ニンニクとアンチョビでソテーしてビネガーをかけてマリネにしたら、とってもおいしくてビックリ。ああ、キノコっておいしいんだって、うれしい再発見でした」と目を輝かせます。
食物繊維が豊富な食材を生かしておかずをたっぷり食べているので、炭水化物を抜いても、満腹感があり、ストレスはないと言います。「医師のアドバイスも受けながら、お肉もしっかり食べて、筋肉量は落とさないように気を付けています」と風吹さん。
ドラマの現場でロケ弁続きになってしまうときもありますが、そういうときはナッツなどの出番。
ナッツは昔から好きだったと言う風吹さん。ナッツに栄養があることを知った後は、栄養補給も考えて食べるようになったそう。
「私が行っている糖質制限で、食べてもいいおやつとして推奨されているのもナッツなんです。私は好きなドライフルーツとナッツを自分でミックスして、仕事場に持って行きます。お弁当が食べられなくても、ナッツが空腹を抑えてくれるし、おいしくてパワーも出るからお気に入りです」
無理せず工夫をして楽しむことが、風吹さんの健康維持の秘訣でした。
取材・文=和田聡子(ハルメク) 写真=鈴木宏
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