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2018年11月06日
低身長さんのファッション着こなし術
身長アラウンド150cm。チュニックを着ればワンピースに、クロプトパンツはフルレングスに……。日々通販誌「ハルメク おしゃれ」の編集に励みつつ、低身長な目線から観察するファッションをつづります。今回は、大人なポシェットの持ち方。
平成の世ももうすぐ終わりますが、昭和の女にとって平成生まれはやはり新人類。スレンダーで手足の長い、新日本人に脅威を感じたのは私だけではないでしょう。実際、日本人の平均身長は戦後2010年ごろまで一貫して高まったそうです(参考)。
しかしそんな中、世の男性はいまだ、小さめ女性をお好みの模様。数年前にもティーン誌に、男子が夢想するのは平均値よりだいぶ小さい「152cm・37kg彼女」である旨が載り物議をかもしました(J cast ニュース「女子の理想スタイルは「152cm、37kg」 男性の「現実無視」に女性たちが怒る」)。小さい=か弱くて守ってあげたい=かわいいという方程式が(迷信が? 願望が?)が、根強く残っているといえそうです。
と、いうわけでちびっこめでたし。という話ではもちろんございません。
これまで生きた経験上、“小さい=かわいい”との通念がはびこっていることで、逆に、低身長女には「自分のこと、かわいいと思ってんじゃないか」的疑念がかかりやすくなっていると思うのです。現に、芸能人でも小さくて愛想が良いと、「あざとい」と叩かれがち。
特にアラサー以上の低身長女の災難は、服装が少しでも少女趣味に偏ると単なる若作りではなく、“かわいかったはずの昔の自分を引きずっているイタさ”までを勝手に加算されて見られやすい点です。
……なんて、被害妄想のきらいがありますし、そんなことは気にせず好きなように着飾ったらよいのかもしれません。けれども、ファッションはコミュニケーション手段でもあるので、大人なりの自己表現を身につけられたらそれに越したことはないな、と思います。
ところで、最近のファッションシーンにおいては、バッグは小さめが旬のようです。元祖オタク世代にはタブーだったウエストポーチ(今や「ウエストバッグ」と呼ぶ)や、「サコッシュ」という自転車用のミニショルダーが、ストリートで支持を集めています。
この流れを受け、大人世代にも小さめのショルダーバッグ、すなわちポシェットが新鮮に映ります。しかしちびっこ女はこのポシェットこそ、スタイリッシュに身につけなければ、往年のドリフターズのような(確か子どもに扮するコントで、短パン、ハイソックスに肩掛けカバンという衣装があったはず……)違和感を与えかねません。
●ポシェット選びのポイント
若い人のサコッシュは、ごく小さく薄いのを脇下あたりに斜め掛けするコーディネートが主流です。しかし、当方断固現金主義だしメイク直しも必要だし、謎の日記帳やらシップ薬やら飴ちゃんやら(?)、荷物が増えがちなお年頃。ある程度の容量は確保したいところです。
しかしながら、ここで単に容量を求めると、マチがあって四角く分厚い、幼稚園バッグに近づいてゆくので危険です。荷物に負われている感=幼さをなくすため、なるべく身体からバッグが浮かないよう、縦横サイズが大きければ厚みは薄いもの、厚みがあるなら縦横が小さなサイズのものを選ぶとよいでしょう。
(左)×幼稚園児気味(中)○大きいサイズなら薄いものを(右)○厚いなら小さいサイズを
これを大人っぽく持つコツを探りましょう。
ポシェットのひもの長さ設定について、着こなしのプロ・スタイリストさんに相談したところ、「背の低い人が長く下げると重心が低く見えてしまう」とのこと。長めが大人っぽいという思い込みがありましたが、尻まで伸ばすと、確かに脚の短さが際立つ感じ。ポシェット本体の上端がウエストの高さになるくらいが良いようです。試しに、斜め掛けで比較します。
●持ち方のポイント(1)ポシェットのひもは短めに
●持ち方のポイント(2)荷物は後ろへ
さらに、ポシェットを後ろへ持ってくると、スタイリッシュな雰囲気が出るそうです。……どうでしょうか。
●持ち方のポイント(3)胸を張っていこう
最後に重要なのは立ち姿、歩き姿ですね。歩行中、荷物の重量が後方へかかるとどうしても首が前へ出がちですが、それは不格好。モデルさんの写真を見るとどれも胸を張り、重心が後ろ気味です。以上で颯爽とした大人のポシェットスタイルのできあがりです!
おわり。