ヒールじゃなくても脚が長く見えるファッションのコツ
2019.04.282018年10月09日
低身長さんのファッション着こなし術
ちびっこだって、ガウチョパンツをはきたい!
身長アラウンド150cm。チュニックを着ればワンピースに、クロプトパンツはフルレングスに……。日々通販誌「ハルメク おしゃれ」の編集に励みつつ、低めの目線から観察するファッションあれこれをつづります。今回はガウチョパンツの着こなしがテーマ。
ちびっこは「調子いいとき」の身長を言いたがる。
こんにちは、身長アラウンド150cm、ファッション編集担当のちびっこです。
何を食べても美味しい食欲の秋。近づく年末の健康診断。身長と体重のバランスに怯える日々がやってきました。
そういえば、私の周りのちびっこたちは、なぜか自分の身長をはっきり公表しません。体重の話ならわかります。が、身長。
150cm後半や、160cm以上の方々は
「157cmかな」
「去年測ったら162.5cmあったの。まだ伸びてるみたい」と、割と正確に答えてくれるのですが、
対してちびっこは、
「いつも150cmいくかいかないかだね」
「調子いいと、152cmくらい」
「最高記録は153cmあったよ!」
最高記録ってなんだ。
別にごまかす意味もないのに、何かしら身長の前に冠言葉をつけて、うやむやっとさせる。恥ずかしいと感じているわけではないのに、謎の見栄を張るちびっこたち。
誰にも迷惑をかけない習性ですので、皆さま温かく見守ってください。
ガウチョパンツ大好き! そのリアルな理由。
さてそんなうやむや150cmの私、唐突ですがガウチョパンツが大好きです。
流行してから割とたちますが、もはや定番といわれるほど定着してきたアイテム。なぜ好きかと言うと……試着をしなくても買えるから。(まさかの理由!)
第1回『ちびっこだって、カッコよく「ウエストイン」したい!』でも書きましたが、私の服選びの基準のひとつは、「裾が床につかないかどうか」。ガウチョはその確率が少なく、危ないかな?と思ったら、お店の鏡の前で腰に当ててみればOK。通販なら、モデルさんがはいている感じと、念のため丈のサイズを確認すれば予想できます。
もちろん、好きな理由はそれだけではありません。私の立派な太ももを、すっぽり覆い隠してくれるところもいい。何よりはくだけで、手軽におしゃれっぽい感じが手に入るので重宝しているのです。
低身長ファッションのお助けアイテム、ネックレスの力。
ここ数年の自分の実践と、ファッション編集のお仕事を通して見たところ、ちびっこでも背高さんでも、ガウチョパンツの基本の着こなし方は同じようです。
下半身にボリュームが出る分、上半身をややコンパクトに。(でも体にピタッとしなくてもいい。)袖や裾にふんわりゆとりのあるトップスだと、より今っぽくなります。
そして気になるのは靴ですが、無理してヒールを履かなくてもいい!これは嬉しい。ローヒール、ペタンコ靴、スニーカーやスリッポンでもステキに見えます。また靴下も、春秋はソックス、夏は素足でサンダル、冬はタイツと、何をコーディネートしてもよいので、ますます便利です。
そうして週3でガウチョパンツを着回しているうち、私は思いました。
ネックレス………重要!
ガウチョパンツをはいたとき、ちびっこゆえ、どうしても下半身が大きく見えます。そうした時、ネックレスをするとどうでしょう。下半身に集まっていた視線がフッと上に逸れて、バランス良く見える。まさに劇的ビフォーアフター!
ストールもうまく使うと素敵ですが、ネックレスの方が手軽ですね。目線を集めるくらいのボリュームがあって、長さ調節できるものならなお良さそうです。
細身や脚長だけが正義じゃない!「アンバランス」がおしゃれな時代。
ここ最近感じることですが、「細身・長身・脚長」だけがおしゃれの象徴じゃない、という風潮がだんだんと広がってきたように思います。
例えばガウチョパンツ。もちろんヒールをはいたほうがスタイルは良く見えますが、あえて足元をスニーカー、ペタンコ靴できめる。
少々足が短く見えたって、いいじゃない。そのバランス、かわいいじゃない。
そんなアンバランスを楽しむ空気が、今の時代に漂っているように感じます。
そう、ちびっこには、まさに追い風。低身長だからと諦めていた服も、大丈夫、アリ、アリ! 時代の風に乗ってるのよ、なんて言いわけしながら、アンバランスな自分を楽しむ人になりたいと思う、今日この頃です。