大好きな「白シャツ×ワイドデニムコーデ」

定番だけど奥が深い、白シャツとデニムの組み合わせ。中でも私は、ゆったりはけて体型カバーも叶う「ワイドデニム」が大好き。

脚のラインやヒップを自然にカバーしてくれるワイドシルエットは、大人の女性の心強い味方で、デニム特有の厚みとハリのおかげで、体型を拾いにくいのも魅力。華奢な方には“細見えカバー”としてもおすすめです。暑い日でも脚に張りつかず、風通しがよいのも嬉しいポイント。

そんな頼れるワイドデニム3本と、最近仲間入りした白ブラウスで、雰囲気の異なる３コーデを楽しんでみました。

RED CARDのデニムで、程よいカジュアル感を！

ハイウエスト＆深めの股上で、トップスをインすれば脚長効果もばっちり。ヒップまわりにゆとりがあるシルエットと、リラックス感のあるはき心地が魅力です。
このブルーの色味も、爽やかでお気に入り。

合わせたレースブラウスはSézane。春夏らしい軽やかさと透け感が楽しめるシアー素材です。

VASICの「BOND」は、ショルダーにもハンドにもなる2way仕様バッグ、また、足元はGRISEのメッシュシューズで、キラッとトレンドをひとさじ。

YANUKのKATEでつくる上品コンサバスタイル

淡いブルーにほんのり入った“ヒゲ”加工が効いた一本。3本の中では最もフレア感があり、広がる裾幅がエレガントな印象を与えてくれます。今回は、ややコンサバ寄りにまとめてみました！

トップスはeL.jEANasiのスタンドカラー×フリルカフスブラウス（アクセサリーフリル付き）。

バッグとベルトはHERMÈSで、ベルトはなんと30年以上愛用中の相棒。バッグは昨年パリで出会ったお気に入りです。

足元はSHISEIのフラットシューズ。ブランド名の通り、自然と姿勢を意識できる設計に惚れています。

3　CYNICALのワイドパンツで！ラフに、でも上品に

極太シルエットが特徴のこちら。スカートのようなゆったり感があり、ウエストは後ろゴムでラクちん仕様。丈は3本の中でいちばん短めですが、ポケット周辺に入ったラインと“ヒゲ”加工が、お腹まわりを自然にカバーしてくれま

ビッグシルエットの白シャツはOTO.HA。開襟にしてアクセサリーを重ね、リラックス感をプラス。シャツの裾はインでもアウトでもOKな、着まわしやすいデザインです。

ワイド×ビッグのボリュームコーデも、“3首”（首・手首・足首）に抜け感を出すことでバランスよくまとまります。

バッグとシューズは、CHANELで仕上げました。

自分らしく、デニムを楽しむ

どんなスタイルも、選び方と着こなし次第で大人らしい抜け感やこなれ感が出せるのが、ファッションの楽しいところ。定番の白シャツ×デニムも、シルエットや質感、小物とのバランスを少し変えるだけで、ぐっと今っぽく、自分らしくなります。

この春夏は、お気に入りの一本を見つけて、自分らしいデニムスタイルを楽しんでみてくださいね。

文・写真＝前田典子　　編集＝鳥居史（HALMEK up編集部）

※本連載「マエノリごと」は、毎月1日・15日の更新を予定。お楽しみに！