美容のプロが教える!夏枯れ肌に勝つ化粧水のつけ方

2024年10月08日

知らないと損!美容の豆知識#14

美容のプロが教える!夏枯れ肌に勝つ化粧水のつけ方

いよいよ秋到来!夏の紫外線ダメージ、ずっと引きずっている気がする…!そう思う方は、化粧水のつけ方を見直してみるといいかもしれません。今回は、夏枯れに負けない化粧水のつけ方を詳しく解説します。

スキンケアで最も意識すべきは「化粧水」

Ushico / PIXTA

夏の紫外線ダメージのせいで、「肌がくすんで見える…」「ちゃんとスキンケアしてるのに、肌が潤ってる感じがしない…」。夏の終わり、秋手前はこのような悩みを持つ方も少なくありません。

そんな方は、化粧水のつけ方を一度見直してみてはどうでしょうか。

肌の角層にたっぷり水分を届け、その水分が逃げないようしっかり乳液やクリームで蓋をしてあげることで肌のバリア機能は整い、紫外線や乾燥によるくすみ、肌あれの悩みから解放されるでしょう。

では、化粧水の有効的な使い方とは、具体的にどのようにすればいいのでしょうか?

これ、NG!

まず、化粧水をなじませる際のNGポイントは

  1. 鏡を見ず、適当に手のひらでなじませる
  2. ぱんぱん叩き込むようになじませる 
  3. コットンパックをする際、化粧水の量が足りない 

スキンケアをする際は、必ず自分の素の肌の状態を鏡で確認しましょう。毎日肌の状態が同じということはありません。化粧水は色が付くものでもないですし、なじんだかどうかは手の感覚でわかってしまうので、鏡を見なくても差し支えはないかもしれません。

ですが、鏡を見てわかることもあります。丁寧に自分の肌と向き合いながら化粧水をなじませましょう。

また、しっかりなじませたいからとパンパン叩くように強く化粧水をつけるのは絶対NGです!

肌に強い刺激を与えることでかえって肌あれやシミの原因にもつながるのです。コットンでなじませる際は、特に要注意です。力を抜いて、優しくなじませましょう。

コットンといえば、コットンパックでじっくり化粧水をなじませたい、という方も多いでしょう。その際は化粧水の量に気を付けてください。下の写真の量は、まだまだ少ないぐらいです。

では、どれぐらいの量をコットンに行き渡らせるのがいいのでしょうか。

コットンパックのやり方を含め、「美肌に導く化粧水のつけ方」を詳しく後半でご紹介します!

美肌に導く化粧水のつけ方

1.鏡で肌の状態を確認しながら丁寧になじませる

なんだ、そんなことか。と思う方もいるかもしれません。鏡を見るか見ないかで肌の状態が本当に変わるのか?と言いたくなると思いますが、実は重要なポイント。意外と鏡を見ながらスキンケアをしている方が少ないというのも事実なので、あえて1つ目のポイントとさせていただきました。

前半でも申し上げたように、肌の状態は毎日変わります。気温や湿度、ハウスダストやPM2.5や花粉などのアレルギー、ホルモンバランスの乱れ、その日の食事でも左右されます。

肌のざらつきやベタつきなどは手の感覚でもある程度わかりますが、肌の色味や特に乾燥しているパーツはどこか?というのは鏡を見ることで正しい判断ができます。

「頬周辺が少し粉ふいて見える……特に乾燥してるからここは重ね付けしよう」
「アレルギーのせいか、今日は頬の赤みが目立つから特に優しくなじませよう」

このように鏡を見て判断し、丁寧に化粧水をなじませましょう。その後の美容液や乳液、クリームも同様に、スキンケアが終わるまで素の肌と向き合いましょう!

2.手のひらで包み込むようになじませ、2度づけするのがおすすめ

化粧水を優しくなじませる、とはどういうことか? とにかく「刺激、摩擦を与えない」ことが重要です。

コットンでパンパン叩き込むようになじませると肌あれの原因に。ただでさえ紫外線ダメージで肌が弱っているのに刺激を与えると、肌ダメージがさらに悪化します。

また、肌を擦るようにつけるのもNGです。化粧水を押し込むようになじませた後、最後の仕上げとして全体を強く擦るようになじませるとそれだけで肌トラブルの原因に。

化粧水は、とにかく最後まで「押さえる」ようにつけるのがポイントです。

まずは手のひらに化粧水を出し、軽く温めた後、顔全体を包み込むように、ぐーっと軽く押し込んでいきます。

ここで量が多いと化粧水がポタポタ垂れてしまうので、少量で構いません。素早く角層に化粧水をなじませた後、再度同じ量を重ね付けしましょう。少量を重ねることでムダなく化粧水を使うことができます。

こすらず、叩かず、じっくり押さえるようになじませれば、それだけで美肌に近づきます。

3.コットンは伸びる!?プロが実践するコットンパックのやり方

コットンに化粧水を含ませて、それを肌に貼り付けるのが「コットンパック」。効率よく化粧水をなじませることができるので実践する方も多いのですが、間違った使い方をするとかえって肌トラブルにつながります。

まずは化粧水の量。端から端までヒタヒタになるまで化粧水を行き渡らせましょう。記事前半のコットンの写真のように、コットンの隅が乾いた状態だと十分な効果は得られません。コットンパックは想像以上に化粧水を消費する、と思ってください。

また、コットンパック用に、大容量サイズのコスパのいい化粧水を用意しておくといいでしょう。

パックをする時間は、目安ではありますが4〜5分ほど。コットンが乾いてくると、今度は肌に入れた水分がコットンに吸い取られてしまうので、まだコットンが十分湿っている状態で外すのがいいでしょう。

また、覚えておくと便利なのがコットンの貼り付け方。化粧水を含ませたコットンは、軽く横に引っ張ると千切れることなく伸びてくれます。コットンのサイズが大きくなるので、より広い範囲を覆うことができます。

筆者もコットンパックをする際は、軽く引っ張って少し広げてから使います。そうすることでみずみずしい肌へ導くことができますよ。

最後に、50代以降の方はターンオーバーの速度が遅くなり古い角質も溜まりやすいです。強く擦るのはNGですが、「今日はなんだか肌のざらつきが気になる……」「古い角質が溜まってる感じがする……」という方は、コットンパックが終わったら「拭き取り化粧水」のように週に1度優しく拭き上げるといいでしょう。


いかがでしたか? 化粧水のなじませ方一つで「夏枯れ肌」から脱出できるかもしれません。ぜひこの記事を参考に、化粧水のつけ方にもこだわってみてくださいね。

写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)

 

HALMEK up編集部
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