スイス「氷河特急・エクセレンスクラス」の旅へ
2019.06.062019年07月10日
編集部体験レポートをお届け(下)
スイス2大リゾート地サン・モリッツとツェルマットへ
前回は、スイスで大人気の観光列車、氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)の“エクセレンスクラス”にハルメク編集部員・野田が乗車した様子をお伝えしました。今回は、氷河特急の始発駅サン・モリッツと、終着駅ツェルマットの魅力をお伝えします♪
サン・モリッツでは太陽の光を存分に浴びて、圧巻の雪山も堪能
前回の「氷河特急・エクセレンスクラス」の乗車体験に続き、ハルメク編集部・野田が氷河特急の魅力をリポートします!
2019年2月13日、氷河特急の始発駅サン・モリッツを散策!
サン・モリッツは、1928年、1948年と冬季オリンピックが2回開催されたこともあるリゾート地。年間平均322日も晴天確率に恵まれているそうで、街のあちこちには、シンボルマークの太陽がありました♪
サン・モリッツから鉄道で約40分のベルニナ・ディアヴォレッツア駅へ行き、ロープウエーに乗り換え、約10分。標高2978mの「ディアヴォレッツァ展望台」へ。山頂には、レストラン「ベルグハウス・ディアヴォレッツァ」があり、大きな窓から絶景を眺めつつ食事ができます。
ピッツ・パリュ(3905m)、ピッツ・ベルニナ(4049m)などの名峰が連なり、ペルス氷河も目の前に……!
展望台から戻り、夜は高級ブティックなどが立ち並ぶサン・モリッツの街を歩いてみました。ライトアップされていて、どこを切り取っても絵になります……!
翌朝は、オードリー・ヘップバーンも足を運んだといわれるカフェ「ハンゼルマン」へ。
店内には、色とりどりのチョコレートやケーキ、パン、焼き菓子がいっぱい♪ 朝ごはんがわりに(!)欲張ってチョコレートケーキとりんごのケーキを注文。
心もおなかも大満足でした!
ツェルマットでは標高4478mのマッターホルンが目の前に!
2月14日、氷河特急の終着駅ツエルマットヘ。到着したのは、夕方17時10分。ツェルマット駅前では、ガイドのGiuliaさんが、ハートマークのサングラスを手に笑顔で迎えてくれました!
ツェルマットは、サン・モリッツの雰囲気とは一転、木造の建物が立ち並び、別世界に来たようです。
途中、昔ながらの風景を残す地区を通り、カラマツ材で造られた高床式の穀物倉庫も案内してもらいました。
ネズミなどが倉庫に上がれないよう、倉庫の床と柱の間に円盤状の石(ネズミ返し)をはさんだ造りになっています。
翌日、ヨーロッパで最も高い標高3883mにある展望台、クライン・マッターホルン(通称マッターホルン・グレッシャー・パラダイス)を目指し、フーリ(1867m)までロープウエー、トロッケナーシュテ(2939m)までゴンドラ、山頂までまたゴンドラを乗り継ぎました。
想像を超える高さを進むゴンドラは、下を向くのが怖いほど……!
私たちの乗ったゴンドラは、床が透明で、下の景色が見えるようになっていたので、スリル満点!
揺れるたびに驚き、一緒に行った記者のみなさんに笑われるほどでした。
頂上の展望台にはキリストの像があり、360度どこを見渡しても、美しい青空と山々が広がります。ここから見るマッターホルンは、見慣れた姿とは違っていて新鮮な印象。
ずっと眺めていられる神聖な美しさでした……!
say cheese! で、チーズフォンデュ♪
その後、ゴルナーグラート鉄道に乗り、標高3100mのゴルナーグラート展望台へも行きました!
こんな高い場所にクルムホテルゴルナーグラートがあり、マッターホルン、モンテローザなど、4000m級の山々が囲んでいます。あまりの迫力、美しさに、一緒に訪れた記者の方と、「表現する言葉が見つからないね…!」としばらく見とれていました。
その後、標高2815mのローテンボーテン駅まで降り、トボガン(そり)も体験!
なんと標高2582mリッフェルベルク駅のある地点まで、標高差233mの下り約2.2kmのコースを、トボガンで下るのです。私は何度も転び、トボガンだけが先にゴールしてしまうハプニングも……!
必死だったので、写真はあまり撮れませんでした……。
最終日の夕食は、say cheese! で、チーズフォンデュをいただきました。小さなジャガイモをチーズに浸して、これぞスイス気分♪
一緒に氷河特急に乗った海外各国の記者のみなさんには、富士山など日本の風景が写ったポストカードをプレゼントして、お別れをしました。
氷河特急に乗ってから数か月たち、今は仕事に追われる日々ですが、このスイスの絶景の感動は深く心に残っています……! 次は夏、秋など違う季節にぜひスイスに行ってみたい! その日を楽しみにしています♪