がまん不要!老後のためにも性生活について話し合う

医師に聞く!更年期セックスレスの解決策&対処法

公開日:2020.03.04

更新日:2022.09.01

「早く終わってくれ」と願いながらセックスする女性たち

「早く終わってくれ」と願いながらセックスする女性たち

したくもないセックスに「付き合った」ところで、女性側には何のメリットもない。痛いし、楽しくもないし、「早く終わってくれ」と願っている女性たちは、実は多いのだ。

そもそも、日本の中高年男女において、セックスレスは「ごく当たり前の事実」となっている。

7割以上の男女が、年間に一度もセックスしていないという統計もあるほどで、全世代でみても、2人に1人がセックスレスの時代である。

たまにするから性交痛がある、痛いからしたくない……と悪循環に陥っている女性も少なくない。

「痛いなら痛いと言えばいい。男女のコミュニケーションがとれていないし、いまだに男性主導のセックス関係なんですよね。

夫婦の場合、共働きでがんばってきて、子育ても家事も圧倒的に女性に負担がかかっていた人生を送ってきて、閉経してからも夫のセックスに『付き合わされる』なんて理不尽ですよね」と語るのは、「よしの女性診療所」院長・吉野一枝医師だ。

性に関しては、なかなか日常生活の話題にはのぼらない。女性から積極的に求めるのも、痛いと素直に言うことも、なぜかはばかられるのだ。

性については言葉を持たない方が「女らしい」からだろうか? 性をタブー視する親たち世代に育てられた影響だろうか。

夫婦になったらセックスについて話し合う機会はなくなる!?

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亀山早苗

東京生まれ。明治大学卒業後、フリーランスのライターとして雑誌記事、書籍の執筆を手がける。おもな著書に『不倫の恋で苦しむ男たち』『復活不倫』『人はなぜ不倫をするのか』など。最新刊は小説『人生の秋に恋に落ちたら』。歌舞伎や落語が大好き、くまモンの熱烈ファンでもある。

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