横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・12

50代からは痩せて見える服選び&シルエットが大切!

公開日:2021.07.10

更新日:2023.06.20

ファッションデザイナー・横森美奈子さんが50代からのおしゃれのコツをアドバイスする連載企画。今回のテーマは、痩せて見える服&シルエットです。立ち方・座り方・服の選び方次第で、誰でもすっきりスマートに見せられます!

痩せて見える服選び&シルエット
横森美奈子の目からウロコのおしゃれ塾・12

50代60代女性の体型カバー!痩せて見えるコツは?

加齢とともに生じる体型の変化や体重の増減。50代・60代ともなれば、誰でも“体型コンプレックス”があるものです。

私自身、年を重ねるにつれ体のボリュームがアップし、体重60kg、服のサイズは13号。でも、私を見た人からは「そんなに太って見えない!」とよく言われます。

実際は痩せていないのに、私がスリムな印象(あくまで印象ですよ・笑)を与えているとしたら、それは体のシルエットをスッキリ見せる服の選び方や着方を徹底しているから。

そして「立つ」「座る」のポージングでスマートに見せる工夫をしているからです。

立ち方・座り方でこんなに痩せて見える!

特にポージングは、ちょっと気を付けるだけで、簡単に瞬時に体のシルエットを操作できてしまうので、やらない手はありません!

まずは、下の写真を見てください。日本人女性は「お行儀よく」と子どもの頃から言われてきたせいか、真正面に立って手を前で合わせ、上目遣いになりがちです。

でも、この立ち方は決してスタイルよく見えず、もっさりした印象を人に与えます。

NG例:真正面を向いて立つ
立ち方のNG例:全体にメリハリがなく、上半身は丸く、太ももは太く見えています

それが、ほんのちょっとの工夫で、スマートな印象に変えられるとしたらどうでしょう? 

下の写真のように、体をちょっと斜めにしただけでボリュームダウン。片足をちょっと前へ出すだけで、足の長さがプラスに。それだけでスタイルも印象もスッキリするでしょう?

痩せて見える立ち方のコツ:肩を少し斜めにする
立ち方のOK例:肩を少し斜めにし、片方のひじを体から離した空間が大切!

なので、私は日頃から、人に向かってこうやって立つ癖がついてしまっています(笑)。みなさんもぜひ鏡の前で、素敵に見える角度やポーズの研究を。ダイエットよりも即効性がありますよ!

写真撮影では“真正面を向かない”が鉄則!痩せ見えのポイントは?

写真撮影時のNG例:真正面を向くと、体のラインが出てしまう
写真撮影時のNG例:真正面を向くと、体のラインが出てしまう

証明写真以外にこのポーズは不要。ぴったりつけた腕や肩の丸み...

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ハルメク365とは?

横森 美奈子

よこもり・みなこ 1949(昭和24)年生まれ。BIGIで「MELROSE」等のチーフデザイナーを歴任。2002年「smart pink」ブランドディレクター、13年にはショップチャンネルで「MINAKO★YOKOMORI」を開始。おしゃれに関する本も多数出版。

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