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2020.06.182020年05月15日
保護猫兄弟・日々ねこたま
家猫はいつだってステイホーム
保護猫の白猫兄弟のしろたまとちゃたま。氏家(うじいえ)さんちで暮らす2匹の日々を紹介していきます。今回は2020年の春、初めて家に来た日の出来事についてですニャ。
さまざまな事情で保護された猫のことを総称して「保護猫」と呼ぶ。家庭の事情によって飼えなくなって捨てられたり、多頭飼育崩壊や野良などでレスキューされたりなど……保護猫たちの人生はいろいろだ。
15年間一緒に過ごしたアメリカンショートヘアーが一昨年に虹の橋を渡り、いよいよ寂しさを募らせた我が家。家族で何度も話し合った結果、里親となって保護猫たちを迎えることにしたのだ。
はじめまして!保護猫のしろたまとちゃたまですニャ
新型コロナの自粛ムード漂う桜満開の日、彼らが我が家にやってきた。本当のところ兄弟何匹かはわからないけれど、2匹は双子。名前は、しろたま、ちゃたまと言う。産まれて数か月のオスの子猫たちだ。
2匹とも白猫で、頭が白い方が「しろたま」、茶色いカツラを被っている方が「ちゃたま」という。元親さんに名付けられていた名前がとてもわかりやすいので、我が家でもそれを引き継ぐことにしたのだ。
しろたまの方は見ての通り左右の目の色が違う、いわゆるオッドアイ。左目がブルーサファイヤのように美しく、性格はおっとり屋さん。一方で、ちゃたまは一回り小さくて、やんちゃタイプ。
この「日々ねこたま」では、彼らのステイホームな日常を紹介していこうと思う。
入念な新居チェックは欠かせない儀式ニャ
早速、新しい住処を入念にチェックするしろたま。机の上を歩き回り、掃除が行き届いているか確認しているらしい。後ろはお世話係のゆかりさん(妻です)。こちらは新しいお客様をお迎えして緊張しているようだ。
しろたまによるトイレチェック。清潔をよしとする猫族にとっては、コレが一番重要な引っ越し儀式。幸い元親さんが、彼らの匂いがついたトイレの砂を持ってきてくれた。
体が一回り大きいしろたまは、兄らしく振る舞う。どうやらOKみたいだ。
続いて、爪とぎ道具のチェック。フローリングの床は爪が伸びると歩きづらくなってしまうので、彼らにとっては大切な道具の一つ。ストレス解消も兼ねる。
どうやら気に入ってくれた様子。ここで弟を呼び寄せ二匹で仲良く食事。なんとか我が家の一員になってくれるようだ。ホッと胸をなで下ろす人間たち。
新居チェックは合格ニャ
「なかなかいいじゃないか、合格!」としろたまは 言ってくれているよう。
弟のちゃたまは、やんちゃで人懐こく好奇心満載。「兄ちゃんのOKが出たので嗅ぎ回ってやろうかニャ」
「この家には変な木彫りのオブジェとか、描きかけの絵とか、古めいたものとかいろいろあるニャ」と、遊べるモノを物色中。
風流なしろたまは、花の香りが大好き。
なんとも大変な時代に、我が家にやって来た、しろたま・ちゃたま兄弟の日常をつづってくので、次回以降もどうぞお付き合いください。
■しろたま&ちゃたま情報ニャ
- 住まい:うじいえさん家
- 召使いたち:人間の男1人と女2人
- 男の本業はアートディレクターとかいうらしい。それと毎週日曜日には、子どもや大人たちが絵を描きに、集まって来る画塾を催している。
撮影&文章=氏家啓雄 イラスト=氏家ゆかり 構成=鳥居史(ハルメクWEB)
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