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- 働かない自由な生活がストレス。すっかり猫依存症
40年間会社勤めをし、62歳でリタイアすることに。まさか、働かない自由な生活が、ストレスになるとは。そんなときは、気ままな猫たちに癒やされています。無邪気に甘えてくる姿や、もふもふの感触に、ざわざわした気持ちもほぐされます。
気持ちの落としどころが見つからない
リタイア生活2か月が過ぎた頃から、満喫してきたはずの自由な生活なのに、心が沈みます。
収入が激減しているのでぜいたくはできませんが、好きなところに平日出かけたり、とりあえずやりたいことをやったからかもしれません。
「この生活が、本当にやりたいこと? このまま年を重ねて後悔をしない?」
ひとりの時間、そんな焦りのような不安な気持ちがこみ上げてくるようになりました。
自分で選択したリタイアではなく、会社都合のリタイアのせいもあります。
ハマっていた韓国ドラマも、新作を見ても1話の途中で飽きてしまいます。
心のハリというか、充実感がないのです。毎日がのんびりだけど、あっという間に過ぎていくのです。
交感神経優位だった会社員時代から、一転して副交感神経が優位のリラックス生活。脂肪燃焼のカギは、交感神経優位になることですから、多少の運動ではちっとも痩せません。
働かない自由な生活が、ストレスになるとは……。なんとぜいたくな悩みでしょうか。
仕事で自分の能力を生かす機会がなくなったので、何を目標にモチベーションを上げればいいのか暗中模索なのが、心が不安定な原因だと思われます。
リタイアした友人も、同じような思いをし、気持ちの落としどころをつけるのに数年かかったと言っていました。
猫との生活が、何よりの癒やし
気持ちが沈んだ時は、猫吸い(猫のお腹に顔をうずめて息を吸う)をしています。
そして、ふかふかした柔らかい毛並みをなでながら、ぬくもりと鼓動を感じます。
そうすると、すっと気持ちが楽になり、幸せな気分になります。
ペットとスキンシップすると、脳内伝達物質「オキシトシン」などの分泌が増え、幸福感が得られ、不安な気持ちを和らげる効果があると言われています。
アニマルセラピーという言葉があるように、認知症やうつなどの症状の改善になると言われ、医療・福祉の現場でも、動物たちが活躍しているそうです。
子どものいない我が家では、猫が会話の中心となり、夫婦の鎹(かすがい)になってくれます。
人間関係同様、猫関係も難しい
うちには雌猫が2匹いますが、すぐケンカして困っています。
先住猫の「ルビー」は9歳で、人間でいうと52歳くらい。「マロン」は6か月で、人間でいうと9歳くらい。
「マロン」は猫が好きなタイプで、「ルビー」を追いかけて戯れようとしますが、ふーーとうなられ、猫パンチをくらっています。
「ルビー」はずっとひとりっ子だったため、人間を家族と思っているようで、猫が好きではないようです。猫ぎらいの「ルビー」にとっては、「マロン」はジャマな存在。
私でも、元気な子ども(他人)と同居するのは大変だと思うので、「ルビー」の気持ちもわかります。
2匹で母娘のようにグルーミングしてくれると思っていたら、大間違いでした。
人間関係も大変ですが、猫関係も難しいのですね。お互いにいい距離を保ち、平和に暮らして欲しいものです。
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