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- 一針一針、刺繍を楽しむ。ひとりで丁寧なおうち時間
マナー講師として生徒様と学び合いの中で見つけた、ご自分をどんどん素敵にしてご機嫌をよくするシンプルなワザを書いていきたいと思います。今回は、お家で丁寧に過ごすひとり時間についてです。
断捨離と守破離
西村経済再生担当大臣が、経団連など経済3団体に対して、東京オリンピック・パラリンピックの大会期間中、人流を抑制する必要があるとしてテレワークの推進や休暇の分散取得に取り組むように協力を要請されましたね。
自宅で過ごすことが協力であり、自分を感染から守る方法なのでしょう。
心がざわざわする時、掃除をします。というか、掃除しか手につきません。コロナ禍で、断捨離という言葉をよく耳にします。心の掃除も一緒にできるのかもしれません。役割を終えた品々は「ありがとう」の言霊で送り出しましょう。それが物への感謝のマナーです。
断捨離という言葉を聞くと、私のマナーの師匠の教え「守破離」を思い出します。「守破離」とは、剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、よいものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
断捨離する前に、思い出の品ならなお更に再活用(Reuse)できないか考えてみませんか。
毎日、一針一針
心を落ち着かせるために、私がすることのひとつに手仕事があります。集中すると時間が経つのを忘れます。
自己流で始めた刺繍は、針と糸で少しずつ絵柄が現れる様子が、何とも尊くてあと少しあと少しと作業を進めてしまいます。肩と首がコチコチになったころに出来上がります。
断捨離してしまおうかと思ったバッグに。育爪している爪をガードし、コロナの感染予防としても愛用している100円ショップの白手袋にイニシャルを。自分だけのお品になります。
お好みの刺繍の先生と、YouTubeで出会ってください。ハンカチ、ランチョンマット、枕カバーなどは刺繍の練習に最適です。
食器、筆記用具、手帳、レターヘッド(便箋に印刷する個人のマーク)などイニシャル入りはプレゼントにも素敵です。贈り物にイニシャルを見つけると、私のために特別にお選びくださったことに感激です。その後、お品を手にするたびに贈り主さまを思い出し、長らく大切に使わせていただきます。
今日のこころえ
家族で使うものにはファミリーネームのイニシャルを。家族それぞれ個人の持ち物には個人のイニシャルを。だれの物か分からなくて迷子になることもありません。
今日よりもっと明日は素敵な貴女がそこにいることを私は知っています。
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