楽しみながらの部屋時間

手仕事大好き~

公開日:2024.03.01

自然界も大好きだけど、部屋の中での針仕事も楽しいものです。

隙間時間の手仕事

仕事と家事とのちょっとした隙間時間を見つけては、針仕事を楽しんでいます。

隙間時間の手仕事
使用する布はいろいろ、和柄もリバティもリサ・ラーソンも……

時間は誰でも平等に24時間、どう使うかが一人一人の個性。どうもじっと腰を落ち着けてどっしり構えていられない性分の私は、隙間時間を見つけては、チクチク針仕事です。

気楽に針仕事ができるようにするには……。整理整頓好きな方には呆れられてしまいますが、自分の部屋の小さいテーブルの上にいつでもできるように、針山、ハサミ、手縫い糸、ものさし、お気に入りの小さい布などを常に出したままにしてあることです。

そしてミシンも、サッと布をかけてはおきますがいつでも使える状態にしたまま。スタンバイ・オッケーの状態であればほんの少しの時間でも「さてやるぞ」と、改めてかまえる気持ちもなく気楽に少しの手縫いやミシン作業ができます。

一気に仕上げることはできませんが、常に使える道具が出ていれば数日うちにはきちんと何かしらが形を成して出来上がります。

1枚の布から形を作り、小さな形あるものが立ち上がってくるのは、何とも言われぬささやかな達成感があります。

小さなポーチ

何種類かのファスナーを買いおいて、小さい布でポーチを作るのが大好き。リバティ、アメリカ製のプリント、リサ・ラーソンの布などを使ってのポーチ作りです。

小さなポーチ

その作業の中でも、ファスナー付けが大好きなのです。それも自分流のこだわりで、手縫いでのファスナー付け。小さい返し針でチクチク無心に縫う時間は私の心の中の「座禅」ともいうべき時間になっています。ま、「座禅」などとはおこがましいのは分かっていますが、心を「無」にできる時間です。

ファスナーの色や、かわいい裏布にこだわったり、自分なりの工夫を盛り込んだりして作っています。

コロンと丸い巾着

最近のお気に入りは、コロンとしたきんちゃく袋です。和柄で作ったり、花柄で作ったり、その日の気分でお気に入りの布を選んで手縫いで縫ったり、ミシンを使ったり、楽しんでいます。

浜松・遠州木綿で作ったきんちゃく袋は、友人へのプチプレゼントに。

中には刺し子っぽく赤い糸でチクチク刺した「なんちゃって刺し子」とお手軽なハンカチ、チョコレートを入れて手渡します。気楽に受け取ってもらえそうです。

コロンと丸い巾着

コロンと丸い巾着

「なんちゃって刺し子」は、さらしを2枚合わせで茶筒などの丸底を使って円を描いて、またずらして円を書いて模様を作りますが、少しのゆがみはご愛敬で勘弁してくださいね。

コロンと丸い巾着

また、無地の麻布で作ったきんちゃく袋は、リュックを背負っている際にさっと取り出したい小物類の交通系のカードやスマホ、ハンカチを入れての手持ちの袋になります(リュックの中から小物を取り出すのはいちいち肩から外したり……小物は小さい手持ちの袋が便利です)。

実はずっと大切にタンスにしまっていた布がありました。コロナ禍前に出かけたバルト海のエストニアで購入した麻の布です。

いつか何か形あるものにしたいと思っていたのですが、今回は丸い巾着袋にしてみました。

少し大きめ、持ち手を付け愛着あるひとつになりました。バッグの丸みは、家にある大きいお皿を布に当てて形をなぞりました。

コロンと丸い巾着
エストニアの街で購入した布

このきんちゃく袋を手にしていると……遠いエストニアの城壁のある古い街、大きな教会のパイプオルガンの音色が脳裏に浮かびます。なつかしい思い出のひとこまです。

■もっと知りたい■

富士山の見える町で暮らす元気なアラウンド70歳。半日仕事をし、午後はジムで軽く運動。好きなことは絵画を見ることと針仕事。旅先の町で買い求めた布でポーチやバッグを作っています。雨の土曜日は映画を観て、晴れた土曜日には尾根道を3時間ほど歩く。楽しいことが大好きです

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