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- 【介護】車に後付け!乗り降り簡単、回転シートを体験
80代・認知症の父の介護が始まって2か月、まだまだ慣れたとは言えないけれど「介護」という言葉が身近に感じられる今日この頃。そんなタイミングで、車の乗り降りが楽になるという回転シートの試乗体験へ行ってきました!
席がスムーズに回って乗り降り快適!
福祉車両にはこれまであまりなじみがなく、操作方法も難しそうだなと最初は思っていました。
まず助手席の「ターンチルトシート」を体験。
車の乗り降りが楽になるというシートです。どんな仕組みなのかな? とドキドキしながら座ってみました。そして降りるために回転スタート!
レバーを引くとシートが回転し、同時にシート自体が少しだけ前に倒れます。
つまり、体がドアのほうを向きつつお尻が適度に上がるので、足が自然に地面につく感じ。乗り降りの際に足を引っかける心配もありません。これなら体力の落ちた父も安心して乗り降りできそうです。
まだまだ健康な私も乗り降りがとっても楽チン! まさに「ユニバーサルデザイン」、誰にでも優しくて便利なシートだなと感じました。
いま乗っている車に後付けできるなんて経済的
「助手席に乗せるときシートが回転したら楽になるなぁ」と、便利さと快適さはよくわかったのだけど、でもそのために車ごと買い替えるとなると、なかなか踏み切れません……。
でもこのターンチルトシートは、なんと単体で販売しています。今乗っている車の助手席シートと取り替えることができるそうです。
取り付けにかかる時間はたった1時間程度。車検や点検のついでに取り替える方が多いとのこと。いま乗っている車を福祉車両にできるのは、とても便利だし経済的ですね。
後付けできる車種は何種類かあるようです。
ターンチルトシートに加えて、もうひとつ後付けできるものがありました。
それは「車いす収納装置」。
畳んだ車いすを自力でトランクに入れるのは重くて大変ですが、この装置をトランクに設置すれば、電力でラクに収納することができます(電源はシガーソケットから取っていました)。
この装置の取り付けも体験!
とても簡単で驚きました。女性一人でも、慣れれば数分で取り付けられると思います。
車いす仕様車も見せてもらいました
今回お邪魔した展示場には、車いす仕様車のシエンタが置かれていました(シエンタ、ワンちゃんのCMがかわいいですよね)。
車いす仕様車とは、車いすに乗せたまま乗車できるタイプの車です。
スロープを引き出して車いすを載せるタイプのほか、スロープ不要で載せることのできる新しいタイプのものもありました。スロープを広げるスペースが要らず、乗り降りの時間も短縮できるので、お出かけがさらに楽になりますね。
とはいえ正直なところ、介護初心者の私にとっては“車いすの人を自動車に乗せて運転する”って、ちょっと怖いなという印象です。
いま父はまだ自分で助手席に乗れますが、いずれ車いす生活になれば大変さが一段階レベルアップ? するんだろうなぁ、そんなことをふと考えてしまいます。
車の乗り降りが楽になれば、外出がいまより楽しく♪
でも、一年中家の中にいて一歩も外へ出ないというのは不可能だし、外出できるならさせてあげたい。
今回、試乗体験してみて感じたのは“車でのお出かけが楽になることは、高齢の方にも障害のある方にも、そして介護する方にとってもすごくうれしい!”ということです。
高齢の方や障害のある方が「外に出てみたい」「気分転換したい!」と思うことは大切です。ネックとなりがちな車の乗り降りや車いす移動のハードルは、低い方がいいですよね。
特に、介護する人の負担を軽減できる技術は、今後ももっともっと進んでほしいと思います。
介護者の大変さが先進技術によって和らぐことは、介護される人たちにもいい影響を与えるはずだからです。
私がいま乗っている車には、あいにくこれらの装置はつけられないのですが、今後は介護のことも考えて車を選ぶのも必要なんだなと感じました。
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