川邉サチコさんに聞くカッコよく年を取るセオリー

美容歴60年川邉サチコさんが語る、口紅選びの大切さ

ハルメクWEB編集部

川邉サチコさんは、パリコレや日本の広告業界等で活躍してきた81歳の現役美容家です。現在は自身のサロンで一般人女性の美をトータルアドバイスするサチコさんに、大人メイクのポイントを聞きました。

川邉サチコさんのリップ術
【目次】
  1. 大人メイク、実は”唇”がポイント
  2. 口紅の色選びと塗り方は、気分とシーンに合わせて
  3. グレイヘアにしてから、口紅をしっかりつけるように
  4. サチコ流の口紅の塗り方

大人メイク、実は”唇”がポイント

昔、外国映画のヒロインに憧れて、オードリー・ヘップバーンやカトリーヌ・ドヌーヴなどのファッションやヘア・メイクをまねたおしゃれが、はやった時代がありました。

簡単にまねできるのはヘアスタイルですが、メイクアップのポイントをキャッチすれば、それらしい雰囲気は簡単につくれます。

一般的に、顔の印象を左右するのはアイ・メイクと思われていますが、実はリップ・メイクの方が重要です。唇のラインで、クールにもセクシーにも変えられ、口紅の色や素材で華やかさなどの印象を自在にコントロールできるからです。

年を重ねると、目力が弱くなるのは仕方ないことですが、おしゃべりをする口元は、変わらずよく目立つ部位です。目元は眼鏡やサングラスで上手にカバーし、その分、リップ・メイクにポイントを置きましょう。

唇の形や厚みを整え、美しい色を重ねれば、表情はパッと明るくなるはずです。

口紅の色選びと塗り方は、気分とシーンに合わせて

中でもインパクトのある自分をつくることができるのは、赤系の口紅。私は、仕事など、ちょっとがんばらなければならない場面ではいつも赤系の口紅を選びます。

仕事の日は、 鮮やかな赤の口紅を。 グロスを重ねづけし、 つやも出します。
仕事の日は、 鮮やかな赤の口紅を。 グロスを重ねづけし、 つやも出します

赤を加えると自然と心もシャキッとし、仕事モードになれるからです。

また、おしゃれして出掛けるときはローズ系、家でのんびりと過ごすときはオレンジ系と、3色をベースに、着るものや行く場所に応じてリップラインや塗り方にも変化をつけて使い分け、楽しんでいます。

ピンクのニットにローズの口紅が鮮やか。上品な色合いと発色が気に入っています。
ピンクのニットにローズの口紅が鮮やか。上品な色合いと発色が気に入っています

 

家で過ごす日は、 カジュアルな気分に マッチする オレンジ系を選びます。 一緒に写っているのは 愛猫のココちゃん。
家で過ごす日は、 カジュアルな気分に マッチする オレンジ系を選びます。 一緒に写っているのは 愛猫のココちゃん。


 

グレイヘアにしてから、口紅をしっかりつけるように

娘のちがやと二人で 開発した口紅、 「セリジエ ティントルージュ」。 レッド、ローズ、オレンジ、 ベージュの大人に合う4色。
娘のちがやと二人で 開発した口紅、 「セリジエ ティントルージュ」。 レッド、ローズ、オレンジ、 ベージュの大人に合う4色

実は若い頃は、口紅をつけるのが好きではありませんでした。

でも、髪の色をグレイヘアにしてから口紅をきっちりつけるようになり、なりたい雰囲気を簡単につくれる口紅の効果を改めて実感しています。

あるとき、スポーツクラブの更衣室で印象的なおばあさんに出会いました。プールから上がって帰り支度をしていたその人は、とてもかわいいニットを着ていらしてノーメイクでした。そこへきれいなローズ系の口紅をササッと塗ったら、見事に“完成”したのです。

思わず「すごくおしゃれ! カッコいいですね」と声を掛けてしまったほど。1本の口紅で変わるリップ・メイクのマジックを目の当たりにして、私の気持ちまで楽しくなりました。

人から見られるときの印象だけでなく、気分も変えることができる口紅は、私たち世代の強い味方、必ず力をくれる大事なお友達なのです。

最後に、色選びは食わず嫌いをしないこと。私はピンク系が似合わないとか、絶対オレンジ系じゃなきゃダメとか、自分で枠を狭めてしまう人がいますが、ピンク系一つとってもグラデーションで何色もあるわけですし、本来どの系統の色も似合うのです。

どんどん試して、洋服に合わせて口紅を選んで、楽しんでほしいと思います。

サチコ流の口紅の塗り方

長年のメイク研究を 書き留めたノート。 ここから今のノウハウが 生まれました。
長年のメイク研究を書き留めたノート。 ここから今のノウハウが 生まれました

年齢を重ねるとともに唇はやせてきて、縦ジワに口紅がにじんでしまいがちです。

唇をふっくら見せながら、きれいに描くために重要なのが、ライン。ラインはリップペンシルを使いましょう。口紅より油分の少ないペンシルを使うと、にじみが出ません。

ラインは、上唇と下唇を1~2ミリ、オーバー気味に描きます。ほんの1ミリ程度でも、印象が全然違います。

口角から真ん中に向かって描き、また、口角が少し上がって見えるように、上唇の端を少し上がり目に描くのがポイントです。 ラインが描けたら、唇全体に口紅を塗って、最後にティッシュで軽く押さえます。

唇を立体的に見せたいときはグロスをのせると華やかに仕上がりますよ。

 

※この記事は、川邉サチコ著『カッコよく年をとりなさい グレイヘアマダムが教える30のセオリー』(ハルメク刊)より一部抜粋して構成しています。


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