更新日:2025年11月01日 公開日:2020年11月01日
素朴な疑問
犬はなぜしっぽを振る?振り方でわかる犬の気持ち
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
11月1日は「1(ワン)1(ワン)1(ワン)」で“犬の日”。わが家の犬にちょっと良いおやつを買って帰ったら、見るなりしっぽをフリフリ!……でも、しっぽの振り方は一種類じゃありません。いつも喜びではないって知っていましたか?
しっぽは“感情のメッセージ”
犬は、しっぽの方向・速さ・角度・位置で感情や興奮度を伝えます。右寄り/左寄りなど“振る方向の偏り”に注目した研究もあります
大きくゆったり振る:安心・好意・リラックス
腰までくねらせるような大きな振りは「安心してうれしいよ」のサイン。しっぽを垂らしたまま左右にゆったり振るのは、くつろいでいる状態です。
小刻みに振る:歓迎や期待
目が合った瞬間に小さくパタパタ——「遊ぶ? なでてくれる?」という期待の表れ。過度に煽らず、落ち着いてコミュニケーションを。
激しくブンブン:高揚しすぎに注意
喜びが高ぶっている状態。飼い主までオーバーに反応すると興奮が続き、吠えなどに繋がることも。静かに褒めてクールダウンを促しましょう。
高く上げて小刻み:けん制・威嚇
散歩中に見知らぬ犬へ向けてしっぽを高く上げ小刻みに振るのは警戒の合図。距離をとり、声かけで注意をそらすなど、刺激を減らして。
振らない/位置で読む:注目・不安・服従
- 水平に突き出す:何かへ強く注意を向けているとき。
- 位置が高い:自信・優位性。毛が逆立つなどがあれば緊張度が高め。
- 位置が低い:不安・服従。後脚近くまで下がるのはストレスサイン。
- 脚の間に巻き込む:恐怖や強い不安。震えや痛みが疑われる場合はケアを。
“方向”のヒント:右はポジティブ、左は緊張傾向
研究では、犬はうれしいとき右寄り、緊張時は左寄りに振る傾向があると報告されています。個体差はありますが、状況判断の材料に。
ぐるぐる回る・しっぽ追いは要注意
一見かわいくても、興奮やストレス、運動不足、痛みが背景のことも。行動が続くと免疫低下などにつながるため、環境見直しや受診を。
わが家の犬のしっぽも、これからは“言葉”としてもっと受け止めてあげようと思います!
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参照:アクサダイレクト「しっぽでわかる犬の気持ち」/Wired「尻尾の向き」研究の紹介
イラスト:飛田冬子




