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素朴な疑問震災時にペットと避難する方法とは
好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
令和6年能登半島地震で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。1日も早く平穏な生活に戻られますことを、心よりお祈りしています。
ニュースを見ていたら、震災時にペットと一緒に避難された方もいらっしゃって、そのご苦労をお話されていました。「同行避難」について初めて聞いたのですが、どういった避難なのでしょうか?
ペット「同行避難」「同伴避難」とは
ペットと飼い主の避難には、「同行避難」と「同伴避難」があるそうです。
「同行避難」は、「ペットとともに移動を伴う避難行動」を意味します。避難所に着いてからは、ペットは屋外のコンテナや専用スペースに預けて、飼い主はお世話するために会いに行くこととされています。ペットと飼い主が、常に一緒に過ごすわけではないのがポイントです。また、基本的にはペットのための水や食料の配布はありません。
一方、「同伴避難」とは、「避難場所で飼い主がペットを飼養管理すること」です。同室とは限りませんが、ペットと飼い主が一緒に過ごすケースが多く、2011年の東日本大震災時の岩手県大船渡市、2018年の西日本豪雨での岡山県総社市などが、同伴避難を実践したそうです。
とはいえ、環境省では、震災時はペットの「同行避難」を基本として推奨しています。つまり飼い主は、ペットは別に場所にいることになる、と想定しておいた方がよさそうです。
同行避難をするために飼い主が準備しておくこと
速やかに同行避難をするためには、ペットも飼い主も事前の準備が大切です。ペットは最低でも以下の3点はできるように、日頃からしつけをしておきましょう。
- ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように慣らしておく。
- 不必要にほえない、決められた場所で排せつできるようにしておく。
- 人や他の動物を怖がらないように慣らしておく。
続いて、飼い主がしておくべきことは以下になります。
- 各種ワクチンの接種、寄生虫の予防や駆除を行う。
- 不妊、去勢手術を行う。
- フードやトイレ用品など、ペット用の避難用品を確保しておく。
- ペット受け入れ可能な避難所の情報収集。
- 親戚や友人といった一時的な預け先の確保。
- ペットに、迷子札を着けたり、マイクロチップを埋めておく。
同行避難の方法
ペット用の避難用品を持参して、避難所へ向かい、ルールに従って、飼い主が責任を持って世話をする。これが、同行避難の流れです。
もし、ペットを車の中に残さなければならない場合は、車内の温度に注意してください(十分な飲み水も!)。施設に預ける場合は、後々トラブルが生じないように、期間や費用などを明記した覚書を取り交わしておくと安心です。
避難所では、ペットと離れて過ごす時間が増えることが多いようです。非常時を一緒に乗り越えるために、しつけや予防接種、ペット用品の補充に、日頃から気を配ろうと思いました。
※この記事は2020年8月の記事を再編集して掲載しています。
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