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2020年06月08日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
不要不急の外出を控えていたので、最近なんだか食べてばかりで太ってしまいました。電話で友人に相談したところ、「食欲を抑えられる色」があるのだそう。いいことを聞いたわ! 早速調べてみました。
人間が食べ物を「おいしそう!」とか、「まずそう!」と判断するとき、最も影響する感覚は「視覚」なのだそう。視覚は、五感のうち87%を占めている感覚です。
さらに、視覚から得る情報の中で、食欲に影響を与えるのは、色彩が8割ともいわれています。つまり、食べたいかどうかは、形より色で決まる傾向があるのですね。
食べ物の色には、食欲が増す色と、食欲が落ちる色があります。食欲が落ちる色は、自然界に存在しない色、あるいは自然界では珍しい色が多いので、そうした色をランチョンマットや食器といったテーブルコーディネートに活用することで、食欲を抑えることができるそうです。
食欲を抑えたいとき、テーブルコーディネートに使うとよい色は、青、青緑、紫などの寒色系。前述したように、自然界には数少ない色です。
というのも、鮮やかな青い天然の食べ物といえば、エビの卵や沖縄のアオブダイなどがありますが、普通はパッと思い浮かばないのではないでしょうか? 青い食材は食べる機会が少ないため、人間の脳は青い色を食べ物だと認識しづらく、結果的に食欲が湧かないのだそうです。
例えば青緑は、魚のウロコの光沢に含まれていますが、調理の際に取り除きますから、目にすることが少ないでしょう。また、ナスやブルーベリーの紫は、よく見るとほのかに赤みがかった紺色なので、食欲に影響がないのかもしれません。ちなみに、紫は腐った肉を連想させるという説もあるようです。
対して食欲が増す色は、赤、オレンジ、黄色、茶色などの暖色系です。暖色系の色は、脳の空腹中枢を刺激するので、体温や血圧が上がり、脈拍数まで増加するんですって!
そういえば、レストランのインテリアは、暖色系でまとめられていることが多いような気がします。食欲がない人にたくさん食べてほしいときは、テーブルウェアやメニューを食欲を増進させる暖色系で考えるといいのですね。
ちなみにワタシたち日本人は、茶色の食べ物で食欲を増すという人が多いといわれています。具体的には、和食の定番のおみそ汁や煮物、子どもが大好きな唐揚げやカレーです(確かにどれも大好き!)。
ただ、一つ注意しなければならないのは、「補色」という色の法則。補色とは、色相環で対極になる関係で、お互いの色を引き立たせ合うのが特徴です。せっかく食欲を減退させる色のお皿を使っても、補色になる食べ物を盛り付けてしまうと、反対に食欲が増してしまうかもしれないんですって。
補色になる色の組み合わせは、色相環の図ですぐにわかります。基本的には、「正反対の色はおいしそうに見える」と覚えておくとよいでしょう。
例えば、卵やトウモロコシを藍色の器に、真っ赤なトマトを緑色の器に盛り付けるといったように、食材と補色の食器を利用することで、より料理の見た目の魅力を引き出すことができ、食欲がかきたてられます。この原理を利用すれば、食事をおいしく見せることができますが、食欲を抑えたい場合は、食材と食器が補色の関係にならないようにを気を付けましょう。
今まで意識していなかったけど、食欲と色が関係していることがわかりました。ワタシは食欲を抑えたいから、補色に気を付けて、青系お皿を使ってみようと思います。あ、ダンナさんにもこっそり試してみようかな!
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イラスト:飛田冬子