お金の疑問・不安を解消!
資産運用、相続、ローンまで!お金の「よくわからない」をプロに気軽に相談できる♪
2020年04月12日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
暖かくなってきて気持ちのよい日が増えてきたけど、気になるのはやっぱり花粉症。うーん、鼻がムズムズする~。
早く花粉症の季節が終わらないかしらと思っていたら、ラジオで「酢酸菌(さくさんきん)」が花粉症対策にいいといわれているという情報をキャッチしました。酢酸菌て何? 気になったので調べてみました!
酢酸菌とは、アルコールからお酢の成分である酢酸を作る菌の総称で、お酢を作るときに使われるものです。お酢以外にも発酵食品、ナタデココやカスピ海ヨーグルトなどを作る際にも使われています。
そして、この酢酸菌を研究したところ、アレルギー改善に役立つというデータが出たそうです!
私たちの体は、アレルゲン(花粉など)が侵入すると、それを排除するために、アレルゲンに反応する「IgE抗体」を作ります。抗体ができた後、再びアレルゲンがやってくると、鼻や目の粘膜の肥満細胞表面にあるIgE抗体と結合します。そして、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、アレルゲンをできる限り体外に放り出そうとします。それがくしゃみや涙を引き起こすのですね。アレルギー体質の人はIgE抗体が過剰だともいわれています。
酢酸菌には、アレルギー反応を引き起こす「IgE抗体」を抑える働きが期待できるそうです!
では、酢酸菌を取りたい場合は、どうすればいいのでしょう。市販のお酢を飲めばいいのでしょうか?
お酢(醸造酢)には古代からある、ろ過しない「濁り酢」と、ろ過をする「透明な酢」の2種類があります。一般的な「透明な酢」は、見た目をよくするためろ過することで、酢酸菌が取り除かれてしまうので、酢酸菌はごく微量しか残っていません。ろ過をしない「濁り酢」の中には、酢酸菌が多く含まれているのですって。
また、「バルサミコ酢」、「黒酢」、「香酢」など長期熟成するお酢は、熟成によって酢酸菌が細かく分解されているので、ろ過した後も酢酸菌が少量含まれているのですって。
つまり、酢酸菌を取るには、濁り酢が一番よくて、黒酢、香酢、バルサミコ酢からも少しは摂取できるということです。今度、濁り酢と表示されているお酢を探してみようかしら。
さらに、酢酸菌のサプリメントというものが発売されていますので、効率よく酢酸菌を取りたい方は、試してみるといいかもしれません。
アレルギー症状には生活習慣の乱れも関係するので、花粉症が気になる方は、酢酸菌を試すだけでなく、睡眠時間をしっかり取って疲労回復に努めたり、ストレスをためないことも大切。ぜひ生活習慣を整えながら、できるだけ快適な春を過ごしましょう。
■人気記事はこちら!
参照:株式会社トウ・キユーピー
イラスト:飛田冬子