素朴な疑問格安スマホは本当に安いの?

公開日:2018/10/05

格安スマホは本当に安いの?

 

油断しているとすぐに1万円を超えちゃうケータイの月額料金……。スマホが高いのは分かっているけど、今さらガラケーに戻すつもりもありません。光でんわのセット割引、家族割りやパケット通信の家族シェアなど、なるべく安くできるような料金設定にはしていますが……。

 

そこで、もっと月額料金は抑えられないかと思って、調べてみました「格安スマホ」のこと。テレビでよくCMを目にするので、前々から気になっていたんです。

 

機種代金の分割払い分を別にすると、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアの場合、スマホの月額料金はだいたい6500円前後になるかしら。これに対して格安スマホの方は、同じ機種の月額料金が平均1800円~3000円ぐらい。これは安いと思いませんか?

 

なぜ、こんなに安いかっていうと、格安スマホを取り扱っている企業は3大キャリアと違って、自分のところで通信回線を持っていないからだそうです。

 

ちなみに無線通信のインフラを大手3キャリアからリースなどしてサービスを提供しているから、彼らのことは「仮想移動体通信事業者」(MVNO)と呼ぶそうです。

 

MVNOは無線通信のインフラを持っていないから、莫大な初期費用がかかっていないし、運用もしていないから維持費もかかっていません。その上、インターネットでの申し込みをメインにしているので、実店舗の数も少なくてすみます。つまり、家賃も人件費もかかっていないので、諸々の費用がかからない分、月額料金を安くできるというわけです。

 

安い理由が怪しいものじゃないのなら、これはもうMVNOの格安スマホ一択かな? って思うでしょう。確かに大手3キャリアとまったく同じ条件で、月額料金が安いのであれば、これはもうMVNOの一択だけど、そうでもなさそうなんです。

 

それはMVNOは大手3キャリアなどから無線通信のインフラを借りているんですが、通信ネットワークを全部借りられるわけではないのです。それはそうですよね、持ち主である大手キャリアも使っているわけだから。

 

通信ネットワークの一部しか借りられないから、MVNOのユーザーが集中する時間帯になると、通信速度が遅くなりがちだと言われています。普段からあまりネットを閲覧したりしないという人は気にならないかもしれないけど、そうじゃない人はイライラしちゃうかもしれません。ただ、最近は公衆Wi-Fi環境が整備されつつあるし、自宅にWi-Fiがあれば、それほど不自由しないかもしれません。

 

安さを追求したいならMVNO。快適性を優先したいなら大手キャリア。どちらを選ぶかはその人のスマホの使い方次第かも。うちにはWi-Fiがあるから、安さを優先しようかな。

 

 

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イラスト:飛田冬子

 


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