素朴な疑問蚊に刺されるとなぜかゆくなるの?

公開日:2018/10/02

蚊に刺されるとなぜかゆくなるの?

 

蚊って、暑い夏場より涼しくなった秋のほうが活発だって知っていました? ブ~ンってうるさいし、刺されればかゆいし。本当にイラつきますね。それに、ワタシは人よりも多く刺されてしまうので、本当に悩んでいます。それにしても、蚊に刺されるとなぜかゆくなるのでしょう? イラつきながら、ちょっと調べてみました。

 

まず調べてみてビックリしたのが、蚊の口の針が6つもあるということ! パッと見て1本の針で刺していると思ってから これには驚きました。しかも、刺している時は6本すべて使っているんですって。どおりで、あんなに小さくて弱々しいのに、人間の体内に針が到達するはずだわ。 

 

問題なのはここから。いくら針が細いからといっても、普通なら針が刺ったら気付きますよね。でも、蚊に刺されたのに気付きにくいのは、なんでか?(ウ~ン)

 

蚊は人の皮膚にとまって針を刺したら、唾液を注入し皮膚を麻痺させ、さらに針が詰まらないように人の血液が固まらないようする成分も送り込み、最後に血液を吸い上げる太い針を入れるそうです。なるほど、気付かない間に吸われているわけだ。(やるなあ)

 

で、かゆみの原因ですが、実は血液が固まらないようにする成分にあるそうです。この成分を洗い流そうと、皮膚の中からヒスタミンというタンパクを出すため、それがかゆみを感じる神経を刺激して、かゆくなるというわけ。

 

蚊も血を吸う時に麻酔成分や血液を固まらせない成分をちゃんと吸い取っていくのですが、それでも少し残ってしまう。それが、アレルギー反応を起こしてかゆくなったり腫れたりするのだそうです。どうせ血を吸い取るなら全部吸い取って!と言いたいですよね。

 

ところで、何で蚊は血が必要なのかしら。葉っぱでも食べてればいいのにね。その理由は、卵を産むのにたんぱく質が必要になるから。ご存知のとおり、血を吸うのは産卵前のメスだけです。普段はオスもメス共に植物の蜜などから栄養を取っているそうです。

 

なにしろ、血液にはたんぱく質がたくさん入っているから、蚊は人間だけでなく犬や猫をはじめ、いろいろな動物の血も吸っています。だから、恐ろしい感染症の媒介もするのね。何しろ、地球上で一番人間を殺している生物は、蚊と人間なんですって。(怖いわ~!)

 

生きていくためには、血が必要なのはわかりましたが、それでもやっぱり蚊に刺されるのは嫌です(涙)。どうにかならないものでしょうか? 

 

私たちができるのは、蚊の幼虫であるボウフラを棲みにくくすることなんですって。空き缶、プラゴミなどを放置していると、雨水がほんの少しでもあれば、ボウフラって湧いちゃうんだそうです。

 

だから、家のまわりをきれいにすること。少なくても、そんなことが蚊を少しでも減らすことにつながるらしいです。ワタシも気をつけようっと。

 

 

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蚊取り線香の匂いが好き
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イラスト:飛田冬子

 


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