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2019年11月13日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
Qちゃん(高橋尚子さん)が、マラソン番組のコメンテーターとしてテレビに出演していました! Qちゃんといえば、「シドニーオリンピックで金メダルを噛んだときのしぐさが印象的だったわね」と言いながらテレビを見ていると、ダンナさんが「金メダルって換金できるらしいぞ」と言い始めました。
そんなこと言ってもうちには金メダルなんて無いし……ただちょっと気になってきたわ。換金できるなんて考えたこともなかったので、調べてみました。
最近のオリンピックやスポーツの競技大会の表彰式では、金・銀・銅メダルの授与が当たり前。けれども、この金・銀・銅のメダルが授与されるようになったのは1904(明治37)年に開催された第3回のオリンピック、アメリカ・セントルイス大会から。当時は首にかけるスタイルではなく、選手の胸にリボンと一緒に留めていたのだそうです。
メダルに金・銀・銅を採用した理由には諸説がありますが、金属としての価値を基準にして1位の優勝者には金メダル、2位の選手には銀メダル、3位の選手には銅メダルが授与されるようになったという説が広く知られています。
金メダルが換金できるのかどうかの答えは、「できます」。けれども、金メダルの材質は金100%ではないのだそう。
オリンピックの金メダルに純金が使われていたのは、1912(明治45)年開催の第5回スウェーデン・ストックホルム大会まで。現代の金メダルは、本体に純度の高い銀を使用し、その表面に金メッキを施してつくられています。オリンピック以外のスポーツ大会などで授与される金メダルには、銅が含まれていることも多いようです。
「天皇皇后両陛下金婚式奉祝金メダル」や「伊勢神宮御遷宮記念金メダル」など、さまざまな式典を記念して発行されるメダルの場合は、純金のみが使用されているものも多いとか。
金メダルの換金では、メダルに使用されている金・銀の重量が基準となります。最近の金1gの時価は約5,600円、銀は約70円。それぞれの含有量によって評価額が割り出されます。オリンピックの金メダルの場合は、7~8万円が相場なのだそうです。素材の金額に大会やコンクールの知名度・難易度と、獲得者の人気度が足されるようです。オリンピックの知名度・難易度は言うまでもなく、獲得した人は人気者になるでしょうから、この金額も納得です(安いくらい?)。また、スポーツ選手が金メダルを噛むしぐさをするのは、昔のヨーロッパでは金の純度を噛んで確かめていたことに由来するともいわれています。
仮にワタシが持っていても換金しないだろうけど、金メダルが換金できると知って目からうろこでした!
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参照:ゴールドプラザ
イラスト:飛田冬子