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2019年08月16日
素朴な疑問
こないだ美容院で読んだ雑誌で、最近の新入社員は研修で「アンガーマネジメント」というものを勉強することがあるという内容の記事を読みました。なんでも、会社だけでなく学校やスポーツ選手も教育の一環として取り入れているとか。なんだか難しそうなイメージだけど、ちょっと気になるわね。いったいどんなものなのか、さっそく調べてみましょう。
日本アンガーマネジメント協会のサイトによると、アンガーマネジメントとは「anger(怒り)」を「management(計画・管理)」と書くように「怒りの感情とうまく付き合うスキル」を学ぶための心理トレーニングなんだそうです。ちょっと難しそう……。
確かに怒りの感情はパワーにもなるけど、人を傷つけたりトラブルの原因にもなりやすいですよね(私にも心当たりが……) 。後から考えたら、どうしてあんなことで怒っていたんだろうって思うこともたくさんあるもの。
怒らないことを目標にするのではなく、何に対して怒っているのか、その怒りは適切なものなのか。アンガーマネジメントとは、自分と向き合うトレーニングのようです。怒らない人を目指しているのかと思っていたけど、そうではなくて自分の感情をきちんと見直すことがポイントみたい。
アンガーマネジメントが生まれたアメリカでは、傷害や危険運転を犯した人にアンガーマネジメントを受けるよう裁判所命令が出ることもあるんですって。怒りをコントロールできればとても穏やかに生きられそうだけど、実際どんなトレーニングをするのかも調べてみました。
・衝動のコントロール
怒りを感じたら、その原因に書いてみて10段階で点数をつける。怒りの分析を行い、衝動的な行動や言動を避けられるようにする。
・思考のコントロール
怒りの対象が自分とは違う価値観を持っていることを認識して、本当に怒るべきことだったのかを考えて、他者との意識の違いを埋める。
・行動のコントロール
最近怒った事例を基に「いつまでに」「どのように」変わりたいかを決めて、怒りをコントロールできるようにする。
無理に自分を変えようとするのではなく「そういうものだ」と受け止める姿勢をとるのを目標とするそうです。怒りのパワーをコントロールして前向きな姿勢へと変えられるとしたら、仕事以外にも役に立ちそうよね。講習だけでなく本も出ているので、ちょっと読んでみたくなっちゃいました。
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イラスト:飛田冬子